「高校生MIRAI万博」出場の宮崎県立大宮高校が宮崎大学農学部を訪問し、成果報告・意見交換会が行われました
2025年9月3日、三菱みらい育成財団 高校生MIRAI万博に出場した宮崎大宮高校 文科情報科3年生および高校教員が宮崎大学農学部を訪問し、成果報告会・意見交換が行われました。
△國武久登 農学部長 △田岡洋介 教授
大宮高校 文科情報科3年生6名のチーム(チーム名:shiira)は、グローバル協創という学習の一環として行った調査探究が、三菱みらい財団 高校生MIRAI万博「第一部_高校生たちの成果発表」の最優秀賞6チームの1つに選ばれ、大阪・関西万博EXPOホールにて発表を行いました。
調査探究テーマ「シイラの魚醤はおいしいら?」と題し、温暖化の影響で漁獲量が年々増加しているシイラの活用法について、様々な研究や官能調査を行い、刺身だけではなく魚醤にすることでシイラの活用のより良い発展を目指すという取り組みを行いました。
今後は実際にシイラの魚醤を用いて料理をし、シイラの魚醤を流通させる方法を考えるなど、今後の展望について発表しました。
△大阪・関西万博EXPOホール 会場の様子
宮崎大学農学部北棟 第2会議室で行われた成果報告・意見交換会では、宮崎弁での寸劇で研究に使用した原寸大のシイラや研究内容が紹介されました。
△発表の様子
研究紹介の後に國武久登 農学部長およびアドバイザー教員を務めた田岡洋介 教授(農学部海洋生命科学領域)含む教職員7名と大宮高校教員2名を含めて意見交換が行われました。農学部の教員からは、高校生MIRAI万博までの取組み方や苦労したことなどについて質問がありました。大宮高校の生徒全員が一番苦労したと話す「魚をさばくこと」については、普段店でよく目にする魚よりはるかに大きいシイラの体重はなんと10kgで、『さばくのにも時間がかかり大変だった』や、『さばくことで命の大切さが学べた』などの感想が述べられました。万博での発表に向けては、早朝から夜遅くまでどのように表現すれば聞いている人に伝わるかを検討したなど、これまでの様々な感想や意見が述べられました。
△意見交換の様子
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