はじめに

食生活の欧米化、運動不足から来る肥満が今大きな問題になっています。肥満は生活習慣病の温床と言われ、肥満の人は正常体重の人に比べて死亡率が高く、短命であることが知られています。それは高血圧や糖尿病、高脂血症などの脳卒中や心臓病につながる病気や、肝臓病や腎臓病など生命に関わる病気にかかりやすいからです。自分の体重のために膝の関節が痛んだり、また呼吸が障害されたりもします。
肥満を解消することは、健康を維持するためにきわめて大切なことなのです。

肥満とは

体型を評価する計算式として、体重指数(BMI=体重kg/(身長m)2)が国際的に使われています。日本人は、BMIが22で有病率(病気をもっている頻度)が最低であることから、これを理想値としています。BMIが25で有病率が2倍となり、それ以上になると急増することから、BMIが25以上を肥満と定義しています(図1、表1)。

さて・・・

皆さんのBMIの値はいかがでしたか?
安全衛生保健センターには、体重・食事に関するパンフレット、ビデオがそろっています。体重コントロールに関する相談に、保健師をはじめ医療スタッフが対応しますのでいつでも予約してください。また、1階に設置してある身長・体重・体脂肪計、血圧計などは自由に使うことができます。正しく使って、健康保持の自己コントロールに役立ててください。

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