8大学産業動物防疫
コンソーシアム

目的と活動

コンソーシアムの目的

全国に17校ある獣医系大学には、各大学の特徴・地域に根差した産業分野に関連した産業動物の感染症研究センターが設置されています。
しかし、各大学の感染症防疫に関する情報は、学術論文や学会などで報告はされるものの、積極的かつ活発な産業動物防疫に関する情報共有は実施されてきませんでした。
そこで、各大学センターの得意分野・地域の強みを有機的に活かした情報共有・共同研究の推進が、国内産業動物防疫基盤の強化に必須であると考え、「産業動物防疫コンソーシアム」を設立しました。
オールジャパン体制により、以下のミッション達成を目指しています。

Mission
  • 各機関の特色を有機的に連携させた共同研究の推進
  • 全国的な家畜防疫データベースの構築 
  • 研究データに基づく情報共有/情報発信
  • 産業動物防疫を担う次世代専門家の育成

8大学連携までの流れ

2017年2月 日本獣医師会年時学会シンポジウム「攻めの感染症防疫~最前線の取り組み~」 東京農工大学、鳥取大学、宮崎大学、鹿児島大学にある産業動物防疫に関する 研究センターの特徴を活かした有機的な連携構築の提案
2018年12月 産業動物防疫に関する研究センターを持つ4大学にて発足 (東京農工大学、鳥取大学、宮崎大学、鹿児島大学)
2019年8月 北海道大学、麻布大学、岐阜大学の加入
2020年8月 酪農学園大学の加入→8大学産業動物防疫コンソーシアムとして発足

主な活動

共同研究:診断技術共有と全国調査

  • NGSによる豚糞便中のウイルス検索 ⇒ 新しいBastrovirus遺伝子の発見
  • 牛伝染性リンパ腫抵抗性遺伝子検査法のオンライン実習 ⇒ 全国調査のための技術普及
  • 8大学連携による家畜伝染病早期警戒網構築事業 ⇒ 湖水からの渡り鳥由来ウイルスの検出
8大学の位置を表した図

情報共有・情報発信のためのシンポジウム

※横にスクロールをしてご覧になれます。

2021年度 第164回日本獣医学会「国内外の大学連携による家畜防疫に関する知の集積」
2022年度 第165回日本獣医学会「家畜防疫に関するシンポジウム」
2023年度 第166回日本獣医学会「あれもこれもワンヘルス!ーワンヘルスの視点から見えるものー」

教育活動:サイエンスキャンプ/国際学生交流プログラム

8大学の学生が参加する産業動物防疫に関する体験合宿プログラム

『キャンパス内留学!!』8大学と海外大学を結んだWeb版アクティブラーニング

8機関の紹介

業績

JRAのロゴ
  • 2020-21年度「大学連携による家畜防疫に関する知の集結」
  • 2024-25年度「8大学連携による家畜伝染病早期警戒網構築」
JRA畜産事業

研究論文

Metagenomic identification, sequencing, and genome analysis of porcine hepe-astroviruses (bastroviruses) in porcine feces in Japan


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