ニュースリリース
2021年04月08日 掲載
2021年4月5日(月)、国立大学法人宮崎大学の研究グループ〔医学部医療環境イノベーション講座Collaboration Labo.M&N及び農学部獣医学科獣医微生物学研究室、産業動物防疫リサーチセンター(CADIC)との共同研究〕は、新型コロナウイルス(COVID-19)の従来株に加えて、変異株(英国由来株、ブラジル由来株)にも深紫外線LEDが有効であることを確認した、と発表した。
本学は2016年11月に日機装株式会社と、新技術の共同研究開発によるイノベーションの創出ならびに共同開発研究を通じた人材育成を目的として共同研究包括協定を締結。2019年11月には医学部に同社との共同研究講座である医療環境イノベーション講座Collaboration Labo. M&Nを設置した。2019年より新型コロナウィルス感染症が世界的に問題となり、同感染症に関する研究を急務と考え着手。
2020年5月に研究成果として、深紫外線LEDの新型コロナウイルスに対する有効性を発表し、英国科学誌「Emerging Microbes & Infections」に掲載された。
今回、最近問題となっている新型コロナウイルス変異株に対しても深紫外線LEDには十分な不活化効果があることを確認し、空間除菌・ウイルス低減に有用なデータと考え発表に至った。
同講座では、今後も感染対策に有用な基礎データを発信できるよう、引き続き研究に取り組んでいきたい、としている。
会見の様子
試験方法・結果等を説明する稲垣助教
PDFファイルをご覧いただくためには、Adobe Reader(無償)が必要です。Adobe Readerは Adobe Readerのダウンロードページよりダウンロードできます。
PAGE TOP