ニュース&イベント

獣医学科6年生田中友理さんと獣医学科・齊藤暁准教授らの研究チームの研究成果が国際学術誌Pathogensに掲載されました

ブタにおける重要なウイルス感染症のうち、インフルエンザウイルスなど呼吸器系のウイルスの培養にはトリプシンの添加など特殊な培養方法が必要で、ウイルス分離作業の煩雑化や不十分なウイルス増殖の要因となっていました(解説図・上)。これらの課題を解決するため、獣医学科6年生田中友理さんと獣医学科・齊藤暁准教授らの研究チームは、セリンプロテアーゼの一種であるブタTMPRSS2持続発現細胞を樹立し、インフルエンザウイルスの増殖を1,000倍以上向上させることを明らかにしました(解説図・下)。本成果については、20231224日に国際学術誌PathogensIF:3.7)に掲載されました。今後、本細胞をブタ由来の様々なウイルスの研究、検査に応用することで、検査、診断、薬剤開発に貢献していきたいと考えています。
Tanaka.png
▼掲載された論文
https://www.mdpi.com/2076-0817/13/1/18


PAGE TOP