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トップ ニュース&イベント 研究 ソテツシロカイガラムシの被害実態と被害拡大要因の研究成果を公開 ~稲葉靖子 准教授らの共著論文が発表されました~
2026.09.10

ソテツシロカイガラムシの被害実態と被害拡大要因の研究成果を公開 ~稲葉靖子 准教授らの共著論文が発表されました~

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一般財団法人 沖縄美ら島財団総合研究所、鹿児島大学、琉球大学、沖縄科学技術大学院大学、九州共立大学、宮崎大学等による共著論文が発表されました。

この論文は、沖縄県全域に侵入・定着しているソテツの外来害虫(ソテツシロカイガラムシ)によるソテツ(Cycas revoluta)の被害実態に関する共同研究の成果で、宮崎大学からは動植物資源生命科学領域の稲葉靖子 准教授(花き生理学・植物分子生物学)が共同研究に取り組まれています。

ソテツシロカイガラムシは、ソテツの葉を吸汁することにより葉の褐変や落葉を引き起こし、重篤な場合には株全体を枯死させることから、沖縄県内におけるソテツ被害の実態を把握するとともに苗木の流通状況等に着目して被害拡大の要因を調査しました。

これまでに奄美大島や沖縄諸島では被害が拡大していますが、九州本土での被害は報告がありません。

沖縄島内における被害地域および被害個体からの拡大を抑制することと、沖縄島以外の島嶼や県外への被害拡大を防ぐことが重要な防除対策とされています。

ソテツは「生きた化石」とも呼ばれる祖先的な種子植物で、植物の進化、生態、生殖機構を明らかとする上で、学術的にも大変重要な植物です。

研究グループでは、苗木の購入や移動の際に付着を確認するとともに、被害を早期発見・早期防除が可能となるよう、沖縄県全体で対策を講じる必要があると指摘しています。

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△左:都井岬ソテツの自生地(2026.5撮影) 右:宮崎大学農学部のソテツ(2026.6撮影)

一般財団法人 沖縄美ら島財団 プレスリリース(令和894日):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000181.000024500.html

BioInvasions Records (2026) 論文(p743-756):https://www.reabic.net/journals/bir/2026/3/BIR_2026_Tsujimoto_etal.pdf