学校長あいさつ
- 凜とした空気の中で、しなやかに育つささの葉っ子 -

宮崎大学教育学部附属小学校は、今年で132年目を迎えました。
この4月、97名の新入生を迎え、20学級、584名のささの葉っ子とともに、令和7年度をスタートさせることができました。
130年を越える歴史と伝統を継承しながら、本校が毎年、新たな歴史を刻むことができるのは、ひとえに卒業生とその保護者の皆様、歴代職員の皆様、そして関係機関の皆様の御指導・御支援のお陰です。心より感謝申しあげます。
本校の教育目標は、
「社会の変化に自ら対応することができる豊かな心をもった児童の育成」です。
これを受け、次のような経営ビジョンで学校を運営して参ります。
附属小学校としての4つの使命と培われてきた取組を基盤としながら、「自律的な学びの経験(問いをもち、学びをデザインし、試行錯誤する)」と「様々な状況に転移できる概念的知識の獲得」を通して、生きるために必要な10の資質能力を伸ばし、自ら答えを創り出す人間力の基礎を育成する。 |
附属小学校では、これまで脈々と培われてきた、凜とした空気の中、世の中がどう変化しようとも、自分らしさを発揮しながら、しなやかに生きていける子どもの育成を目指します。
特に、本年度は「制服・制帽のリニューアル」「デジタル学習基盤のリニューアル」「附属学校園合同避難・引渡し訓練」「大学各学部の資源活用による学び」「探究〈わかたけ〉の試行」など新たな取組にチャレンジし、附属小学校の魅力を高めて参ります。
令和6年度の公開研究会には、県内外から300名を超える先生方に御参加いただき、多くのの貴重な御意見をいただきました。本年度は令和8年2月6日(金)に研究主題「自律的に学ぶ子どもの育成」の下、「自律的に学ぶためのふりかえりの在り方」を3年次の切り口とした研究成果を公開いたします。
自ら問いをもち、仲間と試行錯誤しながら学びを深め、自己を見つめる子どもたちの姿、そしてそれを支える教師の姿をご覧いただけるよう、日々の授業を大切にしながら、子どもとともに研究を深めて参ります。どうぞ御期待ください。
本年度も、本校の教育目標と4つの「設置目的及び使命」の達成に向け、本校職員一体となって教育指導に努めていく所存です。これまでと変わらぬ御指導と御支援をお願いいたします。
令和7年4月
宮崎大学教育学部附属小学校 校長 柳瀬 智文