宮崎大学大学院工学研究科「先端情報コース」対象
数理・データサイエンス・AI教育プログラム エキスパートレベル

工学研究科「先端情報コース」学生を対象に、経済産業省「DX推進スキル標準」との対応を踏まえた、DX社会実装ができる人材を育成するエキスパートレベルの数理・データサイエンス・AI教育プログラムを提供する。本教育プログラムの修了要件を満たした対象者に対し、修了証明(オープンバッジ)を授与する。
対象者
■2024年度以降の宮崎大学大学院工学研究科「先端情報コース」入学生※
※入学生全員を教育プログラムに入るということではない。修了要件を修士課程修了前までにクリアした場合に、数理・データサイエンス・AI教育プログラム エキスパートレベルの認定を行う。修士課程の修了要件とは別である。
修了要件
■エキスパートレベル必修科目3科目、エキスパートレベル選択必修1科目の合計4科目を取得し、国内外の学会、研究会又は学術論文等において、データを扱い、解析した研究業績1編以上※を有すること
※業績に該当するかどうかは、数理・データサイエンス部門「エキスパート担当チーム」にて確認・決定する。
対象科目
●エキスパートレベル必修科目 3科目
・「DX社会実装論」(コース選択科目)
・「DX社会実装PBL」(コース選択科目)
・「社会ニーズに応じた先端情報特論」(コース必修科目)
科目名・担当教員 | 概要 | 経済産業省 DX推進スキル標準との関係 |
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DX社会実装論 内 幸彦 宮崎大学特別教授(R6.4 ~) |
AI等を活用した実際の企業でのDX実施のプロセスを実際のAIによるデータ解析やその活用、業務改善に生かす方法、事例を学ぶ |
「データサイエンティスト」:効果的なデータ分析環境の設計・実装・運用を通じて、顧客価値を拡大する業務変革やビジネス創出を実現する。 |
DX社会実装PBL 細目 圭佑 宮崎大学特別准教授(R6.4 ~) |
AI等を活用した社会、公共、民間でのDX をメインの対象とし、社会実装を行うためのビジネスモデルの構築、デザイン思考、マネージメントなどをPBL形式にて行い、DXの設計・実装・運用のノウハウを学ぶ |
「ビジネスアーキテクト」:新しい事業、製品・サービスの目的を見出し、新しく定義した目的の実現方法を策定したうえで、関係者をコーディネートし関係者間の協働関係の構築をリードしながら、目的実現に向けたプロセスの一貫した推進を通じて、目的を実現する。 |
社会ニーズに応じた先端情報特論 曽根原 登 宮崎大学客員教授 |
データサイエンス・AI技術を用いた社会実装をテーマとし、DXの成功事例等を概論的に学ぶ |
「ビジネス変革」:DXを通じて何をしたいのかというビジョン、その推進に向けた戦略を描いた上で、実現に向けてどのような人材を確保・育成することが必要になるか、適切に設定することの重要性を理解する。 |
●エキスパートレベル選択必修
・「インターンシップ」(専攻共通科目)又は「長期インターンシップ」(専攻共通科目)の1科目