大学院工学研究科修士課程の教育理念・教育目的・教育目標
大学院工学研究科修士課程の教育理念
科学技術に関する知的遺産を継承・発展させる一方、市民生活及び産業の発展を担う優秀な人材を育成することによって、社会の発展と人類の福祉に貢献することを基本理念とする。
大学院工学研究科修士課程の教育目的
21世紀の技術者は、専門知識だけでなく、技術者としての高い倫理観を持ち、地球的規模で 物事を考えることが要求される。また、環境・エネルギー問題の解決や高度情報化社会への対応など、従来の技術だけでは対処できない課題が次々に発生してきている。
このような背景のもとで、大学院工学研究科では、工学分野の高度専門知識を修得して応用でき、自ら課題を探求し、その解決に向けて高度専門知識を活用し主体的に考え、研究開発を通じて必要となる日本語、英語によるコミュニケーション能力を有し、産業界等で国際的に活躍できる実践的な応用力を有する高度専門技術者を育成することを目的とする。
大学院工学研究科修士課程の教育目標
産業界等で国際的に活躍できる実践的な応用力を有する高度専門技術者を育成するために、「幅広い視野」「専門応用能力」「コミュニケーション能力」「国際性」といった様々な能力を涵養する必要がある。大学院工学研究科では、これらの能力を育成することを目標に融合教育プログラムを構築し、実践する。
大学院工学研究科修士課程のアドミッション・ポリシー(入学者受入・選抜の方針)
- 教育理念(教育理念・目標、育成する人材像)
- 入学者受け入れ方針(求める人材像)
- 専門的かつ先端的な高度技術を修得するために必要な専門基礎学力を有する人
- 自主的積極的に学び、研究意欲のある人
- 研究開発に必要な日本語や英語の語学力を有する人
- 入学者選抜の基本方針
- 上記の[入学者受け入れ方針(求める人材像)]に沿って、多面的・総合的に選抜します。
- 客観的で透明性のある方法によって、公平に選抜します。
工学研究科では、学部教育と連携した専門的かつ先端的な専門技術を修得できる教育を行い、将来、産業界などで活躍できる実践的な応用力を有する高度専門技術者及び研究者の育成を目指します。
また、以下の[入学者受け入れ方針(求める人材像)]に示す意欲と能力を持った人を国内外から積極的に受け入れます。
〔選抜区分による選抜方法及び評価の観点〕
上記の[入学者受け入れ方針(求める人材像)]で示す能力を有する人を多面的・総合的に評価するために、以下の方法により選抜します。
- 一般選抜
- 社会人選抜
- 外国人留学生入試
入学者の選抜は、面接試験(口述試験を含む)、書類審査及び外部外国語試験の成績を総合的に判断して行います。
面接試験(口述試験を含む)では、主として専門分野の知識・技能、思考力、主体性、学問への関心、専門分野への意欲を評価します。
書類審査では、知識・技能を評価します。
外部外国語試験の成績では、語学力を評価します。
入学者の選抜は、面接試験(口述試験を含む)、書類審査及び外部外国語試験の成績を総合的に判断して行います。
面接試験(口述試験を含む)では、主として専門分野の知識・技能、思考力、主体性、学問への関心、専門分野への意欲を評価します。
書類審査では、知識・技能を評価します。
外部外国語試験の成績では、語学力を評価します。
入学者の選抜は、面接試験(口述試験を含む)、書類審査及び外部外国語試験の成績を総合的に判断して行います。
面接試験(口述試験を含む)では、主として専門分野の知識・技能、思考力、主体性、学問への関心、専門分野への意欲を評価します。
書類審査では、知識・技能を評価します。
外部外国語試験の成績では、語学力を評価します。
大学院工学研究科修士課程のカリキュラム・ポリシー(教育課程の編成・実施の方針)
宮崎大学大学院工学研究科では、ディプロマ・ポリシー(修了認定・学位授与の方針)に掲げる資質・能力を備えた人材を養成するため、以下の方針に基づいて教育課程を編成・実施します。
【教育課程の編成】
- ディプロマ・ポリシーに掲げる能力を修得するため、専攻共通科目、コース必修科目、コース選択科目、農工連携科目を設置する。
- 工学分野の高度専門知識やその周辺領域の知識を修得して応用できる能力を養成するための科目を設置する。
- 自ら課題を探求し、その解決に向けた計画を適切な指導の下に主体的に立案・遂行し課題を解決する能力および研究成果を発信するための科目を設置する。
- 高度専門技術者として高い倫理観と責任感をもって課題解決に取り組むことのできる能力を養成するための科目を設置する。
- 国内外の社会や地域が抱える課題を解決し、地域や国際社会の発展に貢献できる能力を養成するための科目を設置する。
- 獲得した知識や技能を統合し、課題の解決と新たな価値の創造につなげていくために、学位論文を作成する工学専攻特別研究を設置する。
【教育内容・方法】
- 各授業科目について、到達目標、授業計画、成績評価基準・方法、事前・事後の学習の指示、ディプロマ・ポリシーとの関連を明記し、周知する。
- 課題を発見し、解決に向けて探求し、成果を表現する能力を培うため、協働による学生主体の授業を行う。
- 指導教員、副指導教員、学生の三者間協働作業によって研究履修計画を作成する。
【学修成果の評価】
- 学修目標の達成水準を明らかにするために,成績評価基準・方法を策定・公表する。
- 個々の授業科目においては,成績評価基準・方法に基づき,定量的又は定性的な根拠により厳格な評価を行う。
- 学修成果を把握するために、教育活動、学修履歴、及び学生の成長実感・満足度に係わる情報を適切に収集・分析する。
- ディプロマ・ポリシーに基づく学生の学修過程を重視し,在学中の学修成果の全体を評価する。
- 学生が学修目標の達成状況をエビデンスを持って説明できるよう学修成果の可視化を行う。
大学院工学研究科修士課程のディプロマ・ポリシー(修了認定・学位授与に関する方針)
宮崎大学大学院工学研究科では、以下の素養を身に付けるとともに、所定の期間在籍し、基準となる単位を修得し、修士課程学位論文審査及び最終試験に合格した学生に、修了を認定し、修士(工学)を授与します。
- 工学分野の高度専門知識やその周辺領域の知識を修得して応用できる能力
- 自ら課題を探求し、その解決に向けた計画を適切な指導の下に主体的に立案・遂行し課題を解決する能力および研究成果を発信する能力
- 高度専門技術者として高い倫理観と責任感をもって課題解決に取り組むことのできる能力
- 国内外の社会や地域が抱える課題を解決し、地域や国際社会の発展に貢献できる能力
修士課程学位論文、最終試験の評価基準
工学研究科修士課程学位論文審査および最終試験については、次に掲げる基準を全て満足しているものを合格とする。
(修士論文の評価基準)
- 研究の背景と位置付けが明確であること。
- 研究の目的が明確であること。
- 研究方法が適切に述べられていること。
- 研究結果の解釈およびそれらから結論を導く過程が明確であること。
- 修士論文としての体裁や形式が整っており、文献が適切に引用されていること。
(最終試験の評価基準)
- 研究目的・意義が正しく伝えられること。
- 研究方法・成果が正しく伝えられること。
- 質疑に対して適切に回答できること。