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ニュースリリース

宮崎大学客員教授・客員研究員を中心に構成するグループが第13回キッズデザイン賞経済産業大臣賞を受賞

2019年10月01日 掲載

令和元年9月25日(水)、コンテンポラリーダンスカンパニー「んまつーポス」ときらきらアート保育園、特定非営利法人MIYAZAKI C-DANCE CENTER、宮崎大学産学・地域連携センターの4者によるデザインが、第13回キッズデザイン賞経済産業大臣賞を受賞した。

このデザインの中心を担った「んまつーポス」は、高橋るみ子氏(宮崎大学産学・地域連携センター客員教授)、豊福彬文氏(宮崎大学国際連携センター客員研究員)、野邊壮平氏(透明体育館きらきら/国際こども・せいねん劇場みやざきエグゼクティブディレクター)および児玉孝文氏(MIYAZAKI C-DANCE CENTER代表理事)が2006年に設立した団体で、アートとスポーツの境界域で教育・アート活動を展開しており、今年3月には宮崎市内に体育館と劇場を一体にした施設をオープンした。昼間は保育のための空間を、夜と週末は地域の子どもと大人のための鑑賞空間として利用することで、子どものみならず、その保護者や地域住民に芸術を届けることを目的とした取組が非常に特徴的である評価された。

20190925_03_02.jpg受賞作品をプレゼンする高橋氏と豊福氏

授賞式において代表して賞状を手にした豊福氏は「保育園や大学などと連携をしながら地域の皆様に芸術を届けたいという思いでこれまで教育・アート活動を展開してきており、今回自分たちの活動に対して高い評価を得たことは更なる活動への起爆剤となる」と今後への期待を述べた。

20190925_03_01.jpg代表して賞を受賞する豊福氏

今後、施設に国内外のアーティストを呼ぶなどして、子どもたちの感性や創造性を豊かに育てていくこととしている。また、10月から宮崎大学公開講座の一環として『若草ダンス通り~こどもんホンキばシリーズ②「ダンス採集」』の実施を予定しており、地域住民に芸術に触れる機会を提供するとともに中心市街地の交流人口の増加に貢献していくこととしている。

【賞名】
KIDS DESIGN AWARD 2019 経済産業大臣賞
【受賞部門】
子どもたちの創造性と未来を開くデザイン / クリエイティブ部門
【受賞作品名】
昼は保育園、夜と週末は劇場!透明体育館きらきら/国際こども・せいねん劇場みやざき
【応募団体名】
んまつーポス、きらきらアート保育園、特定非営利法人MIYAZAKI C-DANCE CENTER、宮崎大学産学・地域連携センター
【受賞カテゴリー】
コミュニケーション アート・創作
【作品概要】
地域環境による子どもの芸術体験の格差を解消するために、クリエイターの「んまつーポス」が目を付けたのが地域の認可保育園です。そのいつもの保育空間が、夜と週末は、地域の子どもと大人のための鑑賞空間にトランスフォームするデザインです。
宮崎市にオープンした「透明体育館きらきら / 国際こどもせいねん劇場みやざき」はそのモデルです。
【受賞理由】
昼は園児が走り回る体育館、夜と週末にはコンテンポラリーダンスなどの芸術鑑賞の劇場となるプログラム。空間活用とアート教育、地域の保育支援、アーティスト育成といったいくつもの顔と役割を持ち、卓越した構成力と発想力を感じさせる。芸術に触れる機会や場が少ない子どもや地域住民に対し、保育園との連携で地域にも、子どもにも、アーティストにも開かれたものができている。「場」の持つポテンシャルを引き出した非常にユニークかつ良質な取組である。今後、各地での展開に期待したい。

▼公開講座「こどもホンキば!ダンス採集」詳細はこちら
https://www.miyazaki-u.ac.jp/crcweb/news/open_class/16149/

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