宮崎大学
ニュースリリース

宮崎大学公開講座「海外野球から学ぶ選手指導・育成研修会」を実施

2019年02月19日 掲載

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↑講演を行う田久保氏

平成31年2月2日(土)・2月11日(月・祝)、宮崎大学まちなかキャンパス(宮崎市若草通りアーケード内)にて、宮崎大学公開講座「海外野球から学ぶ選手指導・育成研修会」を実施し、福岡・佐賀・熊本などを始めとする県内外から受講者が集まった。

本講座は、平成29年度に引き続き実施するもので、第1回目は、世界6カ国の海外リーグを渡り歩いた田久保賢植氏(株式会社BMI)が講師を務め、講師自身が渡り歩いた各国の野球事情を紹介するとともに、これまでにないような野球人としてのキャリアのあり方を示していく必要性を説いた。

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↑講演を行う阪長氏

第2回目は、堺ビッグボーイズ(大阪府)でコーチを務める傍ら筒香嘉智選手を始めとするプロ野球選手のサポート業務を手がける阪長友仁氏(株式会社プロスペクト)が講師を務め、人口1千万人程度のドミニカ共和国から約150人がメジャーリーグで活躍していることを事例に、世界各地で活躍するラテンアメリカ諸国出身の選手を「身体能力の違い」「ハングリー精神の違い」と表現されることが多いが、実は、彼らの活躍の根底にあるものは日本人にもできる「選手指導・育成方法の違い」が最も大きな要因であるとして、ドミニカ共和国における練習や試合の様子などをビデオを用いて比較しながらわかりやすく解説がなされた。

また、ドミニカ共和国の野球アカデミーのコーチを事例に、「指導者は常に選手をリスペクトするとともに、目先の結果を考えるのではなく、10年後に選手が最高のパフォーマンスを発揮できることを目標にした指導を行っていて、野球を愛する精神を持続できる指導をしている」、「日本においても、既存の指導法の良い点は維持しながらも、改めるべきは改め、ドミニカ共和国における選手指導・育成法の良い点を積極的に取り入れていくことで、急速に進行している日本人の野球人口減少にも歯止めをかけるきっかけになる」と熱弁を振るった。

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