宮崎大学
ニュースリリース

西都市における連携事業年次報告会を実施

2019年02月27日 掲載

平成31年2月22日(金)、宮崎大学は『平成30年度「西都・妻湯プロジェクト」・「西都市との受託研究」「とっても元気!宮大チャレンジプログラム(特定地域枠)」合同年次報告会』を実施し、押川修一郎西都市長、堀江勝人株式会社日南代表並びに國武久登宮崎大学副学長をはじめ約60名が参加した。

本報告会は、平成28年度に西都市及び株式会社日南(本社:神奈川県)と連携し、西都市における温泉を活用した地域活性化のための産学・地域連携事業の成果報告、西都市からの委託を受けて実施している研究成果並びに平成30年度より新たに開始した西都市における学生のチャレンジ成果報告等を行うために実施された。

まず、平成30年度に新設された「とっても元気!宮大チャレンジプログラム(特定地域枠・西都市)」において実施した3つのプロジェクトの報告が行われた。「西都食材の魅力を科学する」では、栄養価の高いトマトの皮をふんだんに使ったトマト餃子のレシピを紹介するとともに試食も行われた。「夏の工作合宿&YTG」では、ユズの生産が盛んな銀鏡地区(西都市)における労働力不足を解消することを目的として、学生が発案し実施した「ユズ取り合戦」が高い評価を受け、新聞やテレビで取材を受けたことが報告された。また、「Look at the world, start with Saito」では、西都市内の高校生と外国人留学生がキャンプなどを通じて交流する中で、高校生にとっては日常となっている地元の景色・料理・文化などが、県外者や外国人にとっては魅力的な地域資源であることに気づくとともに、高校生の意識にも変化が現れたことが報告された。

「西都市との受託研究」の報告においては、榊原啓之農学部教授から西都市の特産品であるマンゴーを栽培する過程で生じる摘果・廃棄されているマンゴーの未利用資源としての可能性を探る研究報告が行われた。

「西都・妻湯プロジェクト」においては、温泉を活用した地域コミュニティー振興に関する研究や温泉水を利用した農水産物の栽培・養殖に関する研究など、9つの研究テーマについて報告が行われ、2019年に営業を開始する妻湯温泉の施設を拠点としたサイクリングコースの提案や、温泉水を生かしたコイ養殖の研究報告がなされた。

宮崎大学では、今後も西都市において、行政や企業と連携しながら、学生と教職員が一体となって地域との連携事業に携わり、活力ある地域づくりに貢献していくこととしている。

「西都・妻湯プロジェクト」
株式会社日南が100%出資し、総工費10 億円をかけて実施する妻湯温泉開発事業の一環で、観光資源の豊富な西都市において、「健康な食、健康な生活につながる温泉の活用」を目指して、宮崎大学が持つ高度専門技術を取り入れて実施する連携事業。株式会社日南が年間1000万円の研究費を宮崎大学に委託し、「社会科学系」「医療系」「農学系」の3領域に分けて実施。(平成28年度~平成30年度)

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挨拶をする株式会社日南堀江代表

20190227_03_02.jpg挨拶をする押川西都市長

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受託研究での成果を報告する榊原教授

20190227_03_04.jpg自信作のトマト餃子を提供する学生

20190227_03_05.jpgチャレンジプログラムの報告をする学生

20190227_03_06.jpg会場の様子

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