宮崎大学
ニュースリリース

綾町における連携事業年次報告会を実施

2019年03月06日 掲載

平成31年2月27日(水)、宮崎大学は「平成30年度綾町・大学連携事業年次報告会」を綾ユネスコエコパークセンター(宮崎県)で実施し、前田穣(まえだ みのる)綾町長、國武久登(くにたけ ひさと)宮崎大学副学長をはじめ約30名の関係者が参加した。

20190227_04_01.jpg冒頭挨拶をする國武副学長

本報告会は、ユネスコエコパークに登録された同町の自然生態系調査などに連携して取り組むことを主な目的として、平成28年9月15日に包括的連携協定を締結したことをきっかけに開始した各連携事業の進捗状況や成果が報告するもので、綾町が連携協定を締結している南九州大学との連携事業についても併せて報告が行われた。

光田靖農学部教授からは、「綾ユネスコエコパークの農産物ブランド化に向けた生態学的研究」と題して、綾町の代名詞ともなっている有機農業が自然に良い作用を及ぼしていることを科学的に証明することを目的に、町の特産物である日向夏を栽培する16カ所の農園において、3分間に日向夏の木(花)を訪れるミツバチの訪花数をカウントして、農園の周囲が天然林・人工林・農地である場合の相関関係を探る調査結果などが報告された。また、戸敷浩介地域資源創成学部准教授からは、綾町内の各場所で実施している水質調査結果ついて報告がなされるなど、4つの事業について報告があった。

20190227_04_02.jpg報告を行う光田教授

20190227_04_03.jpg報告を行う戸敷准教授

前田町長からは、「大学の先生方に幅広い分野での報告をいただき、心より感謝している。今回いただいた報告データを今後のまちづくりに生かしていきたい」と述べられ、報告会を終えた。

本報告会には、同町ユネスコエコパーク推進室において1ヶ月間のインターンシップ中の宮崎大学生2名もアシスタントとして参加。地域資源創成学部の地域実習において、綾町を訪問して魅力を体感したことをきっかけにインターンシップに参加した星野さん(2年)は「ユネスコエコパークのような特別な魅力を持った町の姿を、写真などを通じて、まずは町民の方々に知っていただきたい」と意気込みを見せた。

20190227_04_04.jpgインターンシップ中の学生(地域資源創成学部)

宮崎大学では、県内各地の市町村と連携事業を実施しており、これまで以上に、学生と教職員が融合しながら地域の更なる活性化に貢献するとともに、活力のある地域を創成できる人材を育成していくこととしている。

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