ニュースリリース
2019年11月26日 掲載
2019年10月8日(火)、ペルー国立サンマルコス大学(UNMSM)学長一行が宮崎大学を訪問したことを記念し、「日秘共同シンポジウム2019~サンマルコス大学と宮崎大学の学術連携の推進を目指して~」を宮崎大学地域デザイン棟で開催した。
今回の宮崎大学訪問は、2018年8月に本学とUNMSMで大学間連携協定を締結したことに伴い、さらなる交流と連携を深めることを目的とし、宮崎大学が招聘したもの。
学長表敬訪問(池ノ上学長:前列右、 UNMSM学長:前列左)
シンポジウムの開会挨拶で池ノ上克学長から、今回の訪問は両大学の間に築かれた強い結びつきの成果であり、その始まりは1991年に遡り、UNMSM医学科准教授Arturo Ota Nakasone(アルトゥーロ オオタ ナカソネ)氏が本学に留学したことである。彼と彼の指導者である医学科長Roberto Luis Shimabuku Azato(ロベルト ルイス シマブク アザト)氏と宮崎大学の長きにわたる交流と友情が、大学間交流協定の締結へと発展したとの挨拶があった。
シンポジウムの様子
引き続き、UNMSM学長Orestes Cachay Boza(オレステス カチャイ ボーザ)氏による挨拶と大学の紹介があった。その後は両大学の医学分野、獣医学分野、工学分野からそれぞれの研究・診療に関する発表および今後の連携が期待できるテーマについて講演があった。会場には多くの教員、医師、学生等が詰めかけ、両大学の発表を興味深く聞き入っていた。
また、オオタ氏は、発表の冒頭に本学産婦人科に留学していた時に医師として勤務していた池ノ上学長や鮫島浩病院長等と研究室で撮影した写真を披露し、会場からは若かりし頃の姿に声が上がる場面もあった。
シンポジウム終了後、関係者による記念撮影
旧交を温めた交流会参加者と記念撮影
翌9日には、一行は医学部を訪問し、附属病院の見学や意見交換を行った後、2グループに分かれ、一方は農学部での附属動物病院の視察、産業動物防疫リサーチセンター訪問、獣医学科教員との意見交換が行われた。また、もう一方のグループは工学部を訪問し、工学部の太陽光発電システム・太陽熱給湯システム等の施設見学をするとともに工学部教員との意見交換を行った。さらにこの日開催したUNMSMとの交流会には多くの教員が参加した他、オオタ氏に会うため、同時期に産婦人科に所属していた医師達も駆けつけ、和やかな雰囲気の中で交流が行われた。
交流会で肩を組む池ノ上学長(右)、UNMSM学長(中央右)、オオタ氏(中央左)、鮫島病院長(左)
宮崎大学では、今後もUNMSMとの緊密に連携し、人材交流や共同研究等を推進して行くこととしている。
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