宮崎大学
ニュースリリース

中山間地の宝を次の世代へ ~ 世界農業遺産研究会シンポジウムを開催 ~

2023年09月27日 掲載

2023年9月21日(木)、日之影町役場町民ホールにおいて、宮崎大学GIAHS(世界農業遺産)研究会シンポジウム2023「高千穂郷・椎葉山地域と私」を開催し、約70名の皆様にご参加いただきました。


本シンポジウムは、高千穂郷・椎葉山地域が2015年に世界農業遺産認定を受け、2017年3月に、「宮崎大学」、「世界農業遺産高千穂郷・椎葉山地域活性化協議会」および「宮崎県立高千穂高等学校」の三者間で連携協定を締結したことを契機に結成された「宮崎大学GIAHS研究会」が主催するもので、日之影町をはじめ、高千穂町・椎葉村・五ヶ瀬町・諸塚村と連携して開催しました。


まず、佐藤貢日之影町長の挨拶のあと、以下3名の宮崎大学教員による講演が行われ、最後に地域住民の皆さんを交えたトークセッションを行って、盛況のうちに終了しました。


1.日本林業の可能性をはかる(講師:農学部教授 藤掛一郎)
2.水路萌えを目覚めさせた山腹まく水路(講師:農学部准教授 竹下伸一)
3.代を継ぐ地域文化からの学び(講師:地域資源創成学部准教授 井上果子)
4.トークセッション

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△冒頭あいさつを述べる佐藤町長
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△講演を行う藤掛一郎教授



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△トークセッションを行う竹下伸一准教授
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△トークセッションの様子

宮崎大学では、高千穂郷・椎葉山地域が2015年に世界農業遺産認定を受ける前から5町村(高千穂町、椎葉村、五ヶ瀬町、諸塚村、日之影町)について宮崎県と連携しながら調査・研究を実施してきており、同地域における若い世代を対象としたプログラムを構築・実践することなど、教育・人材育成面での連携強化に加え、同地域が持つ資源の再評価・体系化などを学術的な視点で明らかにし、地域活性化につなげていくことを目指して、農学部や地域資源創成学部教員を中心に同地域の価値を学術的に明らかにしてきました。

今後も、地域に出向き、シンポジウム開催や出前講義の実施などを通して、若い世代が地域に自信と誇りを持てるように教育・人材育成面でも寄与していくこととしています。

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