ニュースリリース
2022年05月27日 掲載
本学医学部の徐岩教授らの研究グループと米国フォックス・チェイス・キャンサー・センターの共同研究では、DNA/RNAの高次構造が腫瘍免疫原性の新しい決定因子ZBP1を調節するメカニズムを発見し、その研究成果は、米国科学雑誌「Nature」に掲載されました。
【本研究成果のポイント】
●一定数の癌患者で、免疫チェックポイント遮断療法(ICB)に対する耐性を示し、 DNA/RNAの高次構造により、ICBの応答性を防ぐことがわかった。
●RNA高次構造が蓄積し、腫瘍免疫原性因子ZBP1が活性化され、壊死症が起こすことが明らかになった。
●細胞内でDNA/RNAの高次構造の形成を誘発することにより、ICB耐性のがん免疫応答性を再燃させ、 がん治療に新たな道を開く可能性がある。
▽詳細はこちらから▽ADAR1 masks the cancer immunotherapeutic promise of ZBP1-driven necroptosis https://www.nature.com/articles/s41586-022-04753-7
・研究者データベース 徐 岩 https://srhumdb.miyazaki-u.ac.jp/html/100000726_ja.html
・宮崎大学医学部 機能制御学講座 生命分子科学分野 http://www.med.miyazaki-u.ac.jp/MMCCHEM/
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