ニュースリリース
2021年11月10日 掲載
本学工学部において、VR英会話プロジェクトが開始しました。本プロジェクトは、工学部川崎典子准教授の研究の一環で、VR英会話プラットフォーム「immerse」を利用し、約4ヶ月間の期間で工学部の学生約20名に対してVR空間を利用した英会話レッスンを行い、その学習効果を今年度中に分析するというものです。 英語への苦手意識から英語コミュニケーションに興味を持ちにくい傾向がある工学系学生の学習意欲を高めるために、ゲーム感覚で取り組めるVR英会話を導入し、英語学習意欲の向上に繋げられるかどうかの効果検証を行います。
VRゴーグルと操作マニュアル
実際にVR英会話システムを体験している様子
本プロジェクトは、工学部の坂本眞人教授の研究室と協力をしながら進めることで、VR機器の操作等の技術サポートを得ながら進めており、研究室に所属する情報システム工学科4年の中原拓海さんが技術サポートを提供しています。
中原さんは、プロジェクトに携わる中で、VRのどういった部分が英語学習において有用であるのか、また反対に学習として普及するという点でどのような難点があるのか(VRの普及の難しさ、教師側のオペレーションの難しさなど)を研究しています。また、今後はVRだけでなく、スマートフォンやゲームパッドなどを利用した英語学習システムの開発も目指していくとのことです。大学院へ進学して研究を続けるという中原さんの今後の更なる活躍が期待されます!
VRゴーグルを持つ中原さん
本学では、このプロジェクトをベースに、今後も工学部が得意とする最新テクノロジーを活用し、高等教育の充実を図ります。
※immerse(イマース)immerseは、immerse Inc.(代表取締役:クイン・テイバー、日本名:イマース・インコーポレーション)が提供する英会話スクールや高校・大学などの教育機関がバーチャルシーン上で英語学習カリキュラムの作成やレッスンを行うことができるVR英語教育プラットフォームです。
VRで楽しみながら学習できる?宮崎大学が工学系学生に対してVR英会話の実証実験を開始https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000045796.html
〇研究者データベース坂本眞人 https://srhumdb.miyazaki-u.ac.jp/html/225_ja.html川崎典子 https://srhumdb.miyazaki-u.ac.jp/html/100001486_ja.html
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