ニュースリリース
2020年02月12日 掲載
令和2年1月11日(土)、宮崎大学はミャンマー連邦共和国ヤンゴン市内のホテルにおいて、宮崎大学ミャンマー同窓会を開催した。
宮崎大学では平成25年にミャンマー人教員が工学部に着任して以来、ミャンマー人留学生が少しずつ増え始め、27年度に工学部がダブルディグリープログラム(DDP)を設置したことで一気に学生の交流が増加し、他の大学院も合わせると平成25年度からの入学者は100名近くにのぼっている。また、さくらサイエンスプログラムでの受入も200名を超えており、ミャンマーの大学の他、農業・畜産・灌漑省、教育省、保健省の部局とのMOUを締結するなど、活発な連携・交流が行われている。
このような宮崎大学とミャンマーとの緊密な関係を反映し、この日開催された同窓会には、本学の卒業生やさくらサイエンスプログラム参加者の他、農業・畜産・灌漑省大臣Aung Thu(アウン・トゥ)氏、教育省大臣 Myo Thein Gyi(ミョ-・テイン・ジー)氏をはじめとするミャンマー政府関係者、Maung Maung Soe(マウン・マウン・ソー)ヤンゴン市長、協定校の学長なども出席するなど、約180名が参加して盛大に行われた。本学の同窓会としては、台湾、インドネシア共和国、ベトナム社会主義共和国、マレーシアに次いで5番目となる。また、当日は複数の地元メディアが取材に訪れ、テレビ局のニュースにも取り上げられた。
同窓会参加者で記念写真
同窓会は水光正仁理事(研究・企画担当)の挨拶で始まり、同窓会の会長や役員などが選出されると、各自、今後の活動に向けた抱負についてスピーチを行った。さらに、ミャンマーとの交流推進を大学として後押しした本学前学長である菅沼龍夫特別顧問から祝辞が述べられた。
その後、村上啓介副学長(国際連携担当)による本学の紹介、Thi Thi Zin(ティ・ティ・ズィン)工学部教授による本学とミャンマーの交流状況の紹介、矢野靖典国際連携センター助教によるミャンマーで実施されているJICA草の根技術協力事業によるヒ素汚染地域における衛生保健プロジェクトに関する発表があった。会の最後はパイティン国際連携センター客員教授/本学名誉博士からの関係者への謝意と相互の更なる発展を望むという言葉により締めくくられた。
大学紹介を行う村上副学長
農業・畜産・灌漑省大臣に記念品を渡す水光理事
教育省大臣と握手を交わす菅沼特別顧問
本学のミャンマー人教員パイティン客員教授(右)、ティティズイン教授(左)と留学生
同窓会の様子
参加者達はミャンマーと宮崎大学の関わりの深さを改めて知るとともに、正式に発足した宮崎大学ミャンマー同窓会の設立を祝った。また会場では、宮崎大学ファミリーとして、参加者同士で活発な交流を行う光景が見られた。
この同窓会を通じてミャンマーと宮崎の人的ネットワークが強化され、研究者や留学生交流がより一層加速化することが期待される。
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