ニュースリリース
2023年09月11日 掲載
令和5年9月8日(金)、宮崎市フェニックスリゾート コテージヒムカにおいて、第4回高木兼寛記念シンポジウムを開催し、松藤千弥東京慈恵会医科大学長、佐野輝鹿児島大学長、鮫島浩宮崎大学長を含む約60名の方にご参加いただきました。
宮崎大学医学部、東京慈恵会医科大学医学部、鹿児島大学医学部は、いずれもわが国の医療・看護の発展に寄与された高木兼寛先生に縁が深いことから、学術交流の一環として、医学・看護学の教育研究をテーマとした「高木兼寛記念シンポジウム」を定期的に開催してきました。また、令和4年度からは、サテライト企画として実施している看護学教育に関連した「第2回高木兼寛記念看護学教育懇談会」も開催しており、医学分野のみならず看護学分野においても連携を深めてきました。
今回のシンポジウムは、セッション1として「交換実習の試験的取り組みについての紹介」と題し各大学の実習についての成果や今後の展望について発表があり、セッション2では、各大学医学科の教員が「医学科の研究紹介」と題し、最新の研究を紹介。実習での成果や課題を報告しながら、今後のより良いプログラムのあり方につながる有意義な意見交換が行われました。
宮崎大学は、令和2年3月に東京慈恵会医科大学と包括的連携協定を締結し、令和5年7月には看護学教育に特化した単位互換協定を締結したところです。新型コロナウイルスの世界的蔓延の影響により、これまで対面形式で3大学の関係者が集まることができませんでしたが、今回初めて3大学の関係者が学長を含めて集まることができました。今後も、各大学が抱える医療・看護の課題などを共有しながら、未来を担う医療人材の育成に努めてまいります。
▼発表者・座長・テーマは以下のとおり
セッション1:交換実習の試験的取り組みについての紹介 座長 東京慈恵会医科大学・看護学科長 北 素子 教授 鹿児島大学・医学部副学部長 八代 利香 教授 宮崎大学・医学部看護学科長 柳田 俊彦 教授 ●東京慈恵会医科大学・看護学科健康科学疾病治療学 大橋 十也 教授 「慈恵医大看護学科の歴史と看護総合実習(行政看護コースを中心に)」 ●鹿児島大学・医学部保健学科看護学専攻 基幹看護学講座 西尾 育子 教授 「Urban Nursing&Rural Nursingを深めるための実習を目指して -外海離島におけるCommunity Based Learning-」 ●宮崎大学・医学部看護学科 子育て世代・子ども健康看護科学講座 野間口 千香穂 教授 「ホームホスピス宮崎「かあさんの家」での実習報告 -『地域で安心して最期まで生きる』を支える-」
セッション2:医学科の研究紹介 座長 東京慈恵会医科大学・分子遺伝学研究部 玉利 真由美 教授 鹿児島大学・医学部長 大脇 哲洋 教授 宮崎大学・医学部副学部長 武谷 立 教授 ●東京慈恵会医科大学・病理学講座 下田 将之 教授 「ヒアルロン酸分解系から見た発生・疾患の理解」 ●鹿児島大学・大学院医歯学総合研究科 皮膚科学分野 金蔵 拓郎 教授 「奄美大島産シルクを用いた医薬品・医療機器の開発」 ●宮崎大学・医学部医学科 病態解析医学講座放射線医学分野 東 美菜子 教授 「画像診断領域の研究」▼関連記事「ポストコロナ時代の医療人材養成拠点形成事業」に本学の構想が採択(2022.8.10掲載) https://www.miyazaki-u.ac.jp/newsrelease/notice-info/post-862.html
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