宮崎大学
ニュースリリース

厚労省医政局の会合で宮崎大学医学地域枠拡充の取組がクローズアップ

2024年09月30日 掲載

2024年9月20日(金)、「第6回医師養成過程を通じた医師の偏在対策等に関する検討会」(座長:遠藤久夫・学習院大学長)が開催され、本学医学科の地域枠制度(臨時定員増分は削減しながらも、工夫をこらした地域枠制度を拡充し、医師偏在を打破しようとする試み)が先行好事例として取り上げられ、澤口朗教授(医学部教務担当副学部長)と小松弘幸教授(卒後臨床研修センター長)が制度の概要と経緯を説明させていただきました。

全国各地で医師偏在対策が課題となるなか、宮崎大学医学部では、医師少数県ながらも、2022年度から臨時定員をなくし、全体定員を110人から100人に減らす一方で、恒久定員内の地域枠を25人から40人に増やしています。具体的には、地域枠A10名(県内の高校卒業者)、地域枠B15名(県内の高校卒業者:既卒2年目まで)、地域枠C15名(宮崎県を含む全国の高校卒業者:既卒2年目まで)となっています。

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宮崎大学医学部では、2011年度から2014年度卒業生406名を対象に調査した結果、宮崎県内で臨床研修を行う割合が県内高校卒業者66%であったことに対して、県外高校卒業者が15%であったことから、キャリア形成プログラムのなかで一人一人にあった支援を展開していくことで、宮崎大学と宮崎県に愛着が湧き、宮崎県で働きたいと思えるような体制を目指して取り組んでいます。

宮崎大学では、今後も県内自治体や医療機関と連携しながら医師不足解消に繋がる取り組みを充実させ、県民に安全・安心な医療体制を提供できるように努めてまいります。

◎参考記事
2026年度医学部定員、医師多数県の臨時定員削減の方向で検討【2024920 日本最大級の医療専門サイト「m3.com〈エムスリー〉」
https://www.m3.com/news/open/iryoishin/1234530

▼厚生労働省「第6回医師養成過程を通じた医師の偏在対策等に関する検討会」
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_43693.html

◎参考記事(宮崎大学)
▼宮崎大学マガジン20247月号(宮崎医科大学・宮崎大学医学部50年の軌跡)
https://www.miyazaki-u.ac.jp/public-relations/2024vol43.pdf

▼宮崎大学医学部開講50周年記念特設サイト
 http://www.med.miyazaki-u.ac.jp/home/50thanniversary/

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