ニュースリリース
2020年03月09日 掲載
令和2年2月28日(金)、宮崎大学は「令和元年度門川町・宮崎大学連携事業年次報告会」を門川町役場(宮崎県)で実施し、安田修(やすだ おさむ)門川町長、國武久登(くにたけ ひさと)宮崎大学副学長をはじめ多数の関係者が参加した。
本報告会は、同町の自然生態系調査などに連携して取り組むとともに、地域の魅力発信などを通して活性化に寄与することを主な目的としており、2017年6月5日に包括的連携協定を締結したことをきっかけに開始した連携事業の進捗状況や成果を報告している。
村瀬敦宣農学部准教授からは、「さかなの町門川町の網羅的な魚類多様性情報の確立と情報発信プロジェクト」と題して、2016年度から開始した門川湾の豊かな生態系と特異性に関する調査の成果として、2019年3月に発刊した「門川の魚図鑑」が同町のふるさと納税の返礼品に採用したことなどが報告されたほか、5つの事業について報告が行われた。
また、学生の自主的な地域貢献活動等を後押しすることを目的とした「とっても元気!宮大チャレンジ・プログラム」の一環で実施された「門川の魚かるたプロジェクト」の報告終了後、完成した魚かるた100セットの贈呈式が行われ、プロジェクトリーダーを努めた緒方悠輝也さん(農学研究科修士課程2年)から安田修町長に贈呈された。
お魚かるた贈呈式にて
魚かるた紹介コーナー
宮崎大学では、今後も門川町との連携事業を継続する予定で、農学分野のみならず、観光・教育・防災・人材育成面などにおいても連携を深化させ、地域の魅力を若い世代に伝え、地域のリーダーの育成にも貢献していくこととしている。
今回報告した事業は以下のとおり。 【 】内は主担当者氏名
①門川グローバルキャンプ 【伊藤 健一(国際連携センター准教授)】②さかなの町門川町の網羅的な魚類多様性情報の確立と情報発信プロジェクト 【村瀬 敦宣(農学部准教授)】③門川の魚かるたプロジェクト 【緒方悠輝也(農学研究科修士課程2年)】④カンムリウミスズメの象徴種的価値を見いだすための生態・行動研究 【坂本 信介(農学部准教授)】⑤フィンガーライムの産地化に向けた取り組みとオリジナル品種の育成 【國武 久登(副学長 / 農学部教授)】⑥門川町の津波防災を考える 【村上 啓介(副学長 / 工学部教授)】
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