教職実践開発専攻(教職大学院)

専門職学位課程統括長メッセージ

専門職学位課程統括長 吉村 功太郎
専門職学位課程統括長 吉村 功太郎
専門職学位課程統括長 吉村 功太郎
専門職学位課程統括長 吉村 功太郎
 宮崎大学大学院教育学研究科では、平成20(2008)年度に専門職学位課程(教職大学院)を設置し、現代の教育問題の解決に向けて教育理論に基づく高度の教育実践力を身につけた人材の養成に取り組み、約10年の間に学校や教育行政の現場で活躍する人材を輩出してきました。令和2(2020)年度には、教職実践高度化コース、教科領域指導力高度化コース、特別支援教育コースという3つのコースで構成される新しい教職大学院として再スタートし、教職としての高度な理論と教育実践力に加えて同僚教師や地域等との協働に必要な資質・能力を備えた人材育成を目指しています。  近年、社会の急激な変化に伴い、学校教育を取り巻く課題も複雑化、多様化してきています。情報科学技術の急速な進展に伴う生成AIの登場は、ICT化が進む学習者の学びの形をさらに大きく変えていくことが予想されています。グローバル化の進展に伴う新たな社会問題の発生は、これまで用意されてきた既存の解決策に頼るだけでなく、これまでの知見を活かしながら協働的な思考活動によって最適な解決策を探求していくようなことが求められています。一方で、人と人がより良い形でつながり、それぞれの得意な点を発揮しながら共により良い人間集団(社会)を築いていこうとする資質・能力は、どのように社会が変化しようとも、人々の基盤として求められる普遍的なものだといえると思います。未来の社会を生きる子どもたちの学びを支えていく教師は、子どもたちの今を見るだけでなく、彼らの未来を想像しながら、社会の、そして子どもの変化に対応した教育を考え、実践していくことが求められます。ぜひ、本研究科で確かな理論に基づいた実践力を磨き、様々な変化に対応できる柔軟性や応用力を養い、魅力的な学校づくりを担う一員を目指して、共に学びを深めていきましょう。


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