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教育学部の学生が日本理科教育学会九州支部大会発表論文賞を受賞

本学教育学部4年の吉野早紀さんが、一般社団法人日本理科教育学会九州支部大会発表論文賞を受賞しました。この賞は日本理科教育学会九州支部大会発表論文集第51巻に発表した吉野さんの論文「中学校理科における形成的評価のための次世代型CBTの開発 -生成AIによる即時フィードバックの可能性-」が優れた論文発表であるとして授与されたものです。

本研究は、中学校理科の学習を支援するための新しいコンピュータ使用型テスト(CBT)を開発したものです。このテストは、単元の途中で生徒の状況を評価し、その後の学習改善に役立てる「形成的評価」として活用することを前提として開発されました。大きな特徴として、最新の生成AIを活用し、生徒一人ひとりの解答に対して、単なる正誤だけでなく、「なぜ間違えたのか」という原因の分析や、「次に何をすべきか」といった具体的な学習アドバイス、さらに個人に最適化された練習問題を即座に提供します。動画などを使った質の高い問題と、個別最適化されたフィードバックを通じて、生徒が自ら学びを調整する自己調整学習を促進することを目指しています。

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戸ヶ﨑学部長に受賞の報告をする吉野さん

(左:指導教員の中村講師、中央:吉野さん、右:戸ヶ﨑学部長)


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