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「ひむか人財育成セミナー・教師みらいコース」を開講

 令和3年10月2日(土)に今年度3回目のひむか人財育成セミナー(教師みらいコース)を実施した。宮崎南高等学校をメイン会場として、県内4校(延岡高校、高城高校、佐土原高校、都城商業高校)からのオンライン参加や自宅等からのチャット参加も含め、約70人が参加した。

 まず、宮崎大学教育学部の半田健准教授が「なぜ全ての教師に特別支援教育の専門性が求められているのか」をテーマに講演を行った。多様な学びの場があることや、特別な支援を必要とする子どもたちが増えている現状を学んだ上で、障がいのある子どもが小・中学校と特別支援学校それぞれで学ぶメリットは何かをディスカッションするなど、参加した高校生にとってテーマについて深く考える機会となった。当日参加した高校生からは「支援が必要な生徒に対し、これから求められる専門性や障がいのある子どもへの対応の仕方を個人で考えるのではなく実際の事例を用いながらディスカッションすることにより、多くの学びを得ることが出来た」などの感想が聞かれた。

 続いて、宮崎県キャリア教育支援センターの水永正憲氏が、「求められる教師像~企業現場から見えるもの~」をテーマに講演を行い、企業で長年勤務された経験や、子どもたちの未来づくりに携わっている中で感じた「子どもたちへの接し方を変えなければならない」という想いなどを語った。当日参加した高校生からは「子どもたちを育てるのは、教員だけでなく地域社会の力が必要であり、これからの時代は大人が子どもたちに関わっていくキャリア教育が必要になってくることが分かってすごく勉強になった」などの感想が聞かれた。

本セミナー(2コース)は、県内の高校生を対象に「ふるさと宮崎の担い手」に焦点を当て、「宮崎で働き、宮崎で暮らす魅力と課題とは何か」をテーマに、「教師みらいコース」と「ふるさと宮崎創成コース」に分かれて開催している。今年度は、県内31校の高校生1,300名が登録しており、11月に最終回(第4回、教師みらいセミナー:11月13日、ふるさと宮崎創成コース:11月20日)が開催される予定である。

 

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講演を行う半田准教授(右はオンライン参加校の生徒からの質問に答える様子)

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講演を行う水永正憲氏


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