ニュースリリース
2022年09月21日 掲載
国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)「令和4 年度 革新的先端研究開発支援事業(AMED- PRIME)」に係る公募「プロテオスタシスの理解と革新的医療の創出」において、本学教員が研究代表を務めるテーマが採択されました。
〇公募採択された研究課題:「翻訳時分解を介した小胞体の内と外のプロテオスタシス連関の理解」
〇研究代表者 : 門脇寿枝 (医学部機能生化学分野・学部准教授)
〇研究開発期間:令和4年10月1日~令和 8 年3月31日
〇契約(交付)予定額 : 40,000千円(間接経費を除く)
△ 門脇寿枝 (医学部機能生化学分野・学部准教授)
<研究内容>
私たちの生体内では、さまざまなタンパク質が働いています。そのタンパク質は、細胞内で誕生し機能を全うして一生を終えるまで、品質が厳しく管理されています。しかし、その管理システムに異常が生じると、タンパク質の品質が低下し、細胞の内外で異常なタンパク質が蓄積し、脳神経疾患や代謝性疾患などの多くの疾患の原因となります。
本AMED事業は、タンパク質の恒常性(プロテオスタシス)が保たれる仕組みと、その破綻による病態分子メカニズムを解明し、将来的に医療シーズや健康維持に資するシーズの創出を目標としています。
門脇らの研究グループは、細胞内の全タンパク質の約1/3ものタンパク質が合成される場である小胞体に着目し、小胞体内で異常タンパク質が蓄積するストレス時の防御機構に関する研究をこれまで推進してきました。本研究課題においては、小胞体ストレス時のタンパク質の翻訳と分解を軸にした品質管理機構を解明することで、脳神経疾患の治療を目指した分子標的の開発が期待されます。
参考URL:https://nishitoh.jimdosite.com/project/
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