宮崎大学
ニュースリリース

BSL3(Biosafety Level 3)実験室がリニューアル

2022年05月23日 掲載

令和4年5月20日(金)、宮崎大学フロンティア科学総合研究センター(木花キャンパス)では、新型コロナウイルスをはじめとする各種ウイルスに関する研究設備を拡充させることを目的に、BSL3実験室(Biosafety Level 3)を改修し、内覧会を実施しました。

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△ 実験室入口(写真右側はカメラ付きインターフォン)

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△ 実験室内部のインターフォン(双方が顔の見える形で接触せずに会話が可能となった)

今回の改修は、令和3年10月から約半年間かけて行われ、総工費は約6千万円。室内減圧構造、非常電源の設置、防犯カメラ等の設置など実験室全体を再整備するとともに各種機器などを一新したほか、ISOゲージを設置したことで、厳格に管理された一つの実験室内でマウスやラットを用いた検証性の高い研究および動物実験が可能となりました。また、in vivoイメージング装置をBSL3内に設置することで、危険なウイルスの動態を生体動物内で観察するという高度な実験も可能となりました。

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△ 実験室内に設置されたISOゲージ

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△ 発光ウイルスを用いた抗ウイルス薬の評価

宮崎大学では、2010年に医学と獣医学が連携・融合した日本唯一となる医学獣医学総合研究科を設置するなど、異分野融合によるウイルス研究も積極的に進めており、世界規模でまん延して問題となっている新型コロナウィルスや重症熱性血小板減少症候群ウイルスをはじめとする人獣共通感染症、そして家畜感染症の研究を推進し、地域のみならず国際社会に貢献できる研究拠点となるよう邁進してまいります。

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△ in vivoイメージング装置(写真右)を備えた実験室内部

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