ニュースリリース
2024年03月08日 掲載
宮崎大学農学部応用生物科学科 黒木勝久准教授、榊原陽一教授、九州大学大学院農学研究院 寺本岳大助教、角田佳充教授らは、炭素原子にスルホン基を修飾する酵素反応 (C-スルホン化)を世界で初めて発見し、その酵素反応メカニズムを解明しました。さらに、その標的基質の一つとして、プロスタグランジンを同定し、代謝産物がプロスタサイクリン受容体に対する拮抗作用を示すことを明らかにしました。本研究結果は2024年3月4日に「PNAS Nexus」に掲載されました。
【発表のポイント】
図1. a,b-不飽和カルボニル基特異的なC-スルホン化反応
図2. スルホン化プロスタグランジンによるプロスタグランジン拮抗作用
▽詳細はこちらから▽・プレスリリース 2024/3/8https://www.miyazaki-u.ac.jp/public-relations/20240308_01_press.pdf
【論文情報】
論文タイトルA new type of sulfation reaction: C-sulfonation for a,b-unsaturated carbonyl groups by a novel sulfotransferase
著者名Katsuhisa Kurogi*, Yoichi Sakakibara, Takuyu Hashiguchi, Yoshimitsu Kakuta, Miho Kanekiyo, Takamasa Teramoto, Tsuyoshi Fukushima, Takeshi Bamba, Jin Matsumoto, Eiichiro Fukusaki, Hiroaki Kataoka, and Masahito Suiko
雑誌名:PNAS NexusDOI: 10.1093/pnasnexus/pgae097
公開日: 2024年3月4日
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