ニュースリリース
2024年07月18日 掲載
令和6年7月13日(土)、宮崎県立宮崎南高等学校において、本年度第2回目の教師みらいセミナー(主催:宮崎大学教育学部)を開講し、県内15の高等学校から82名(うちオンライン参加37名)の高校生に参加いただきました。
このセミナーは、教師を目指す県内の高校生たちを対象に、宮崎大学の教員・学生、学校現場の教員等の講義や講話を通して、教師への道を考えてもらう機会を提供し、憧れや子どもが好きというだけではなく、本当に教師になりたいかを考える時間を高校時代にもってもらうことを目指して実施しています。特に、早期に教員養成を行うことを目的にしているのではなく、「教師になりたい」そして「教師として生きる」ためには、どのような資質等が必要か、漠然とした希望を現実に即した視点から見直すことを目的にしたセミナーです。
▲宮崎大学教育学部の遠藤宏美准教授(左)と青島小学校の谷口夢歩先生
令和6年度第2回目の今回は、宮崎大学教育学部の遠藤宏美准教授が「VUCA時代における授業や学習のあり方を考えよう」と題して講話とグループワークを行いました。VUCA時代とは、先行きが不透明で将来の予測が困難な時代のことです。今回のセミナーでは、青島小学校で3年生の学級担任を務める谷口夢歩先生に参加いただき、青島小学校での総合的学習の時間の取り組みを紹介していただきました。セミナーに参加した高校生たちは、これからのVUCA時代を生きる子どもたちに必要な探求の学習のテーマや学習方法をグループで話し合い、発表をしました。
▲グループワークに取り組む高校生
宮崎大学の学生や大学院生も司会や受付、オンラインの対応などで参加するとともに、教師を目指すようになったきっかけや大学で学びやすい環境になるよう支援する国の制度があることなどを紹介してくれました。
▲教師を目指すきっかけなどを高校生に語る学生と大学院生(左の3名)
参加した高校生からは「VUCA時代ということをこのセミナーで初めて知り、その中で教員はどのようなことを行えばいいのか様々なことを学ぶことができ、将来の自分の将来像をより想像することができました」、「実際に青島の小学校で行われていることや今後、教師になるうえで必要になってくる力・教師のあり方を学べてとても良かったです」などの感想があがりました。
本年度の教師みらいセミナーは残り2回あります。会場はいずれも宮崎南高等学校です。
第3回...令和6年 9月28日(土)9:30~12:00第4回...令和6年10月26日(土)9:30~12:00
なお、本学において、これまで実施してきた高校生対象の「教師みらいセミナー」の実績と併せて、宮崎県教育委員会との協働体制による「宮崎県教員希望枠」入試、入学生対象の特別セミナー、教員採用試験の特別選考制度、教員就職後のフォローアップの実施といった、入学前から教員就職後までの一貫した教員養成の取り組み計画が評価され、この度、文部科学省事業「地域教員希望枠を活用した教員養成大学・学部の機能強化事業」に採択されました。本事業では、小中一貫教育コースの「宮崎県教員希望枠」入試を基軸として、宮崎県教育委員会と連携・協働して、大学入学前のセミナーから教員就職後の支援までを一貫して行う「みやざき教員育成システム」を構築し、質の高い教員を輩出することを目的に取り組んで参ります。
概要「宮崎県教員希望枠を基軸とした質の高い教員を輩出する「みやざき教員育成システム」の構築」20240713_kyoiku_system.pdf文部科学省ホームページhttps://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoin/mext_02782.html
教師みらいセミナーの様子はこちらからhttps://www.miyazaki-u.ac.jp/edu/news/12263b7346a16314707fcfaa251b943ac6e33016.pdf
教師みらいセミナーのリーフレットhttps://www.miyazaki-u.ac.jp/edu/community/dc0f4c609b454c92133d14aa06ff5665bd7437ad.pdf
教師みらいセミナーについて(申し込み等はこちらから)https://www.miyazaki-u.ac.jp/edu/community/post-1.html
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