ニュースリリース
2025年10月22日 掲載
2025年10月15日(水)、宮崎大学地域デザイン棟において「留学フェア&留学相談会」を開催し、学生および教職員あわせて33名が参加しました。本イベントは、海外留学を希望する学生の裾野を広げることを目的に、毎月1回のペースで定期開催しており、今回は株式会社マイナビの東京本社からグローバル担当者をお招きし、「留学と就活の両立」をテーマにご講演いただいたほか、今夏に海外研修を終えた3名の日本人学生による帰国報告会および座談会等が行われました。
【第1部:講演会】第1部では、大学生向け就職セミナーや学生と企業をつなぐ就職情報事業を展開している大手企業・株式会社マイナビより、東京本社のグローバル担当者をお招きし、「留学と就活の両立」をテーマにご講演いただきました。講演では、留学は「最強のガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」であり、異文化理解や自立心を育む絶好の機会であること、また留学前後の計画的な準備や自己分析を通して、経験を具体的に言語化し、企業が求める成長ストーリーとして伝えることの大切さが語られました。さらに、多文化共生が進む現代社会においては、語学力に加え、主体性・柔軟性・行動力・コミュニケーション力が重視されていることから、大学在学中に留学を経験する意義について具体的なアドバイスがありました。
【第2部:帰国報告会】第2部では、今夏に海外研修を終えた3名の学生が、韓国・台湾・シンガポールでの学びや文化体験を発表し、異文化交流を通じて感じた日本文化への理解と誇り、現地での挑戦を通じて得た自信や成長について熱意をもって語りました。また、 それぞれの発表の最後には、「まずは新しい環境に飛び込む勇気を」、「挑戦することで見える世界がある」といった、これから留学を目指す後輩たちへの力強いエールが送られるなど、発表を終えた学生たちの表情は充実感に満ち、次の目標に向けて新たな一歩を踏み出している様子が印象的でした。
【第3部:座談会・個人面談・留学相談】第3部では、韓国・台湾に関心を持つ学生が、各国への留学経験者と直接意見交換できる「国別テーブル」を設置。また、株式会社マイナビの担当者との個人面談や、留学カウンセラーによる個別相談も行われました。静かに先輩たちの発表を聞いていた学生たちも、座談会では活発に質問や意見を交わし、留学への関心をさらに深めていました。
【今後の展望】宮崎大学では、新型コロナウイルス感染症の世界的流行に加え、円安や物価上昇の影響により、日本人学生の海外派遣数が減少傾向にある中でも、学生が異文化に触れる機会を多様な形で提供しています。
特に、南九州大学、宮崎国際大学、宮崎学園短期大学と連携して採択された文部科学省「令和5年度 大学の世界展開力強化事業」(テーマ:「地域と世界を結ぶ『知』の循環:日・米・台・韓の地域からGXへ挑むグローバル人材育成事業」)においては、短期派遣・受入プログラムのほか、メタバースによる国際交流なども積極的に進めています。今後も、県内高等教育機関や自治体、地域企業、国際協力機関と幅広く連携しながら、本県の国際化を推進するとともに、国際社会で活躍できるグローバル人材の育成に力を注いでまいります。
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