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ニュースリリース

宮崎県から初の受賞!! MIYAZAKI C-DANCE CENTERに国際交流基金地球市民賞

2025年01月16日 掲載

2025年1月16日(木)、宮崎大学客員研究員を中心に構成されるグループであるNPO法人MIYAZAKI C-DANCE CENTER(宮崎県宮崎市、野邊壮平代表理事)が国際交流基金(以下、「JF」)地球市民賞の受賞に内定したことを受け、JF理事佐藤百合氏および清山知憲宮崎市長同席のもと、宮崎市役所にて記者会見を行いました。

JF地球市民賞は、国際交流基金(東京都新宿区、黒澤信也理事長)が主催し、国際文化交流活動を行っている団体を讃える賞で1985年に創設されました。日本と海外の市民同士の結びつきや連携を深めるなど、「文化芸術交流」「日本語」「日本研究・国際対話」の3つの分野のいずれかを中心とした専門的な活動、またはこれらの分野を超えて横断的に活動する個人又は団体を対象としており、2025年は全国で210団体・個人の候補の中から3つの団体が選ばれました。

NPO法人MIYAZAKI C-DANCE CENTERのメインメンバーは、野邊壮平さん(宮崎大学研究・産学地域連携推進機構客員研究員)、児玉孝文さん(宮崎大学研究・産学地域連携推進機構客員研究員)、豊福彬文さん(宮崎大学国際連携センター客員研究員/ダンスカンパニー「んまつーポス」代表)です。本団体は、2008年に宮崎大学の高橋るみ子研究室から起業し、大学の知を取り入れながら、異分野とダンスの融合による独創的な取り組みを展開しており、国内外で高い評価を受けています。

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祝辞を述べる清山市長(左から2番目)
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ダンスを披露する豊福さんと野邊さん

会見では、まず、佐藤理事の挨拶の後、清山市長から祝辞が述べられました。続いて、選考委員である若林朋子氏から授賞理由(※1)が説明され、最後に出席した野邊さんと豊福さんから旧宮崎大学の校歌に合わせたコンテンポラリーダンスが披露され、会場は拍手に包まれました。

授賞式において代表して賞状を手にした野邊さんは、「自分たちの活動で社会をどのように良くできるのか自問自答する日々だった。今回の受賞を機に、これまで以上に地域と連携しながら活動するとともに、県外でも新たなフェスティバルが生まれるよう、宮崎から世界へ、ダンスを通じて人々をつなぐ活動をさらに発展させていきたい」。豊福さんからは、「自分たちの活動は宮崎では理解されてもらえず何度も宮崎を離れようとした。それでもあえて宮崎にこだわり、宮崎だからこそできることにこだわって活動してきたので、今後も宮崎を拠点に活動を続けたい」と、今後の抱負が述べられました。

地球市民賞はこれまで、121の団体・個人に授賞されてきましたが、宮崎県を拠点に活動する団体・個人が選ばれるのは今回が初めてです。宮崎大学のスローガンである「世界を視野に、地域からはじめよう」を具現化している活動が高く評価されたことを祝福します。今後の更なる活躍を期待します。

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左から、清山市長、野邊さん、豊福さん、佐藤理事
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賞状を授与される野邊さん
【受賞理由】(※1)

2006年に宮崎大学舞踊学研究室で結成されたダンスカンパニー「んまつーポス」が運営するMIYAZAKI C-DANCE CENTERは、内外での創作上演と共に、地域に創造的でユニークな身体活動とダンス体験を提供している。宮崎に根ざして国際ダンスキャンプや国際ダンスフェスティバルを重ね、地元住民と海外アーティストとの交流の機会をつくっている。教育の知見で学校の身体表現教育も支援。子どもや教員に大好評のプログラムは国境も超えた。2019年には、保育園の体育館兼劇場「透明体育館きらきら/国際こども・せいねん劇場みやざき」を開設。コロナ禍など困難にも名前通りの逆転思考で、創造活動と経営、地域貢献と国際交流を明るく両立する地球市民活動は大いに示唆に富む。

▼客員教授・客員研究員を中心に構成するグループが キッズデザイン協議会会長賞を受賞(20239月 宮崎大学)
 https://www.miyazaki-u.ac.jp/newsrelease/topics-info/post-1055.html

▼第13回キッズデザイン賞/経済産業大臣賞(201910月 宮崎大学)
 https://www.miyazaki-u.ac.jp/newsrelease/topics-info/13.html

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