ニュースリリース
2022年12月08日 掲載
令和4年12月7日(水)、宮崎大学がJICA国際協力機構などと連携しながら、世界各国で野球の指導経験がある日本人を講師に招き、Zoom を利用したオンライン形式で、日本とは全く異なる世界各地の野球事情を国内外に発信する公開講座「世界の野球事情(2022年度)」全15講座が終了しました。
本講座は、新型コロナウィルス感染症の影響を受けて海外渡航はもちろん、外出制限などが行われた社会情勢などを背景に、自宅にいながら気楽に世界の野球事情に触れてもらおうと、令和3年度から開始したものです。令和3年度は前後期合わせて20講座を実施しており、今回で通算35講座を終了したことになります。講座では各講師がその国ならではの苦労話しを交えながら、各国の野球事情とともに野球というスポーツの価値を幅広く紹介していただき、国内外から幅広い年齢層の方に視聴いただきました。
▼ 2022年度前期世界の野球事情 ① ブラジル編 :ブラジル野球と日系社会 【森清将史 氏】 ② JICA特別編 :これまでのJICA野球隊員派遣実績と現状 【黒田次郎 氏】 ③ ケニア編 :アフリカから世界へ 【廣谷弥咲 氏】 ④ ネパール編 :協働 since1999 【小林洋平 氏、イッソー タパ 氏】 ⑤ カンボジア編 :カンボジアの未来 【松吉貴史 氏、林悠平 氏】 ⑥ ナイジェリア編:日本人が関わってこなかったナイジェリアの野球開発にJ-ABSが挑む 【友成晋也 氏】 ⑦ 中国編 :日本野球、中国棒球 【管哲也 氏】 ⑧ エクアドル編 :エクアドル野球と私たち 【齋藤勇太 氏、甲斐俊之 氏】 ⑨ スリランカ編 :20年間のスリランカ野球の歩み 【植田一久 氏、望月翔太 氏、山田安彦 氏】
どの講座も、野球の競技力向上や普及だけではなく、野球を通じた人材育成や人的交流の重要性が共通の話題として取り上げられ、スポーツが持つ様々な可能性を再確認できる内容となりました。後期は、アフリカなどを拠点に紛争被害者などの支援を行う認定NPO法人テラ・ルネッサンス理事長を務める小川真吾氏(元JICAハンガリー野球隊員)や、高校卒業後に渡米し、アメリカの大学野球に挑戦した株式会社ストライダーズ代表取締役社長の早川良太郎氏などにも講師を務めていただき、海外での野球経験を踏まえた現在の取り組みについて熱く語っていただきました。
△ 2022.11.16講座(講師:早川良太郎 氏)
また、最終回では、東京オリンピック組織委員会(野球部門)の一員として大会実施に尽力し、現在は日本野球連盟公式審判員としても活躍しているスジーワ ウィジャヤナーヤケ氏(スリランカ)が講師を務め、日本人コーチとの出会いから野球にのめり込むことになり、審判としてのキャリアを重ねてきたことやベースボール5の普及状況などを紹介しました。
△ 写真:2022.12.7講座(講師:スジーワ氏 ウィジャヤナーヤケ氏)
宮崎大学では、今後も様々な角度から多様化する学びのニーズに合わせた講座を実施し、地域社会及び国際社会に貢献できるよう取り組んでまいります。
△ 写真:ナイジェリア編終了後撮影
▼2022年度後期
第1回:2022年10月19日(水) 講 師:NPO法人BBフューチャー理事長 阪長友仁氏 テーマ:日本式&ドミニカ式指導法 ~日本一選手が集まるボーイズリーグの取組~
第2回:2022年10月26日(水) 講 師:アフリカ野球・ソフト振興機構代表理事 友成晋也氏 テーマ: アフリカ55甲子園プロジェクト構想 〜「スポーツと開発」の王道を野球で切り拓く〜
第3回:2022年11月 9日(水) 講 師: 認定NPO法人テラ・ルネッサンス代表理事 小川真吾氏 テーマ: 平和をつくるを仕事にする ~アフリカの最前線から~
第4回:2022年11月16日(水) 講 師: 株式会社ストライダーズ代表取締役社長 早川良太郎氏 テーマ: オンリーワンのキャリア形成 ~海外大学での野球のすすめ~
第5回:2022年11月30日(水) 講 師: おかやま山陽高校野球部監督 堤尚彦氏 テーマ:世界に野球を広げるために甲子園を目指す~おかやま山陽高校野球部の取組~
第6回:2022年12月7日(水) 講 師:国際審判員 スジーワ ウィジャヤナーヤカ 氏 テーマ:野球と私
▼2021年度世界の野球事情詳細http://www.miyazaki-u.ac.jp/newsrelease/0b5d9a93022c665b24e859f85ca257a5581e8f90.pdf
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