ニュースリリース
2020年12月16日 掲載
令和2年12月7日(月)、宮崎大学連携事業における「日本語×ITインターンシップ・プログラム(JIP)第5期」バングラデシュ人履修生19名による日本語スピーチコンテストがオンラインで開催された。
宮崎大学では、バングラデシュのICT人材の育成と活用を目指す連携事業「宮崎-バングラデシュ・モデル」を展開している。この事業は、バングラデシュにおける3ヶ月の日本語教育/IT技術研修に加え、本学での日本語教育/企業インターンシップから構成される3ヶ月の短期留学を通じて、高度なICT技術を有する外国人材の日本での円滑な就業を支援するものである。今期のプログラムは、新型コロナウイルス感染症の影響により、19名の履修生とオンラインを通じて授業を行っている。
今回のスピーチコンテストは、この授業の一環として実施され、話し方、アクセント、内容構成、態度・ジェスチャーを評価の対象に、一人2~3分間のスピーチを行った。発表者達はそれぞれ自由にトピックを設定し、バングラデシュの食べ物やお祭り、名産品などを紹介した。発表では、「お忙しい中お時間をいただきありがとうございます」など日本的な表現を使用したり、「いくらだと思いますか?安いでしょう?」といった問いかけを行う場面が見受けられ、既に日本語を使いこなしている様子であった。また、彼らは2021年1月に来日し、宮崎大学での日本語学習とIT企業等でのインターンシップを予定している。このことに対して、「母国を離れるのは寂しいが宮崎で素晴らしい思い出をつくりたい」といった思いを語る履修生もいた。
スピーチコンテストの様子
バングラデシュの農業・文化紹介
審査員である教員からは、「ただ紹介するだけではなく、自分の意見や考え方を踏まえたスピーチでよかった」、「発音がクリアで、問いかけや食べ物の切り方の名称など表現が豊かだった」などの講評とともに、履修生達の日本語能力の目覚ましい成長に対する称賛の言葉があった。なお、同コンテストには、彼らのインターンシップ先である企業担当者や既に宮崎で就職している先輩履修生も参加しており、彼らと宮崎で会う日を楽しみにしているといった期待の声も寄せられた。
コンテストの最後には発表者の中から特に優秀だった2名が発表されるとともに、全ての履修生に対して、参加者から拍手が送られた。
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