宮崎大学
ニュースリリース

宮崎大学とソウル科学技術大学校が次世代エンジニア育成を目指す

2025年11月26日 掲載

2025年11月16日(日)から11月21日(金)にかけて、ソウル科学技術大学校(韓国・ソウル市)から8名(学生7名、研究者1名)を招聘して、6日間の研修プログラムを実施しました。(実施責任者:宮崎大学工学部工学科機械知能プログラム 李根浩准教授)

これは、日本科学技術振興機構(JST)が行う国際青少年サイエンス交流事業「さくらサイエンスプログラム」に採択されたことを受けて実施したものです。今回のプログラムでは、両大学の工学系学生約20名が合同チームを結成し、卒業研究成果の最終デモンストレーションと発表を対面形式で行うことを通じて、最先端研究を体験し、国際交流を通じて視野を広げることを目的としています。

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製作した機器の検証を行う様子
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研究紹介を行う様子

2025年4月より、ソウル科学技術大学校と宮崎大学工学部では、インターネットをつないだオンライン形式で共同研究を実施してきました。今回は対面形式で、宮崎大学農場で発生する動物被害を想定し、両大学の学生が協働で設計・製作したロボットのデモンストレーションを行い、その成果を発表し、問題点を抽出して改良案を議論しました。

参加した韓国人学生からは、「4月からオンラインで宮崎大学の学生と共同作業を行ってきたが、対面で会うことができてとても有意義な時間だった」、「来日前に個人的に悲しいことがあって落ち込んでいたが、宮崎大学での出会いや楽しい時間が忘れさせてくれた」とコメントをいただきました。また、日本人学生からは、「(研究を通じた)国際交流は初めての経験で、新しいセンサーなどに触れることができて刺激的な時間だった」、「韓国の人たちの心の温かさに触れることができた貴重な体験だった」などのコメントが寄せられ、両大学の学生・教職員にとって実りある時間となったようでした。

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修了式の様子①
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修了式の様子②

本年は、日韓国交正常化60周年という節目の年を迎えました。今回のような国境を越えた連携を通じて、グローバル社会で通用するイノベーション人材の育成を行うとともに、両国間での草の根レベル交流をこれまで以上に活発化させていきたいと考えております。

▼ソウル科学技術大学校情報通信大学のPARK, Min Kee 学部長一行が工学部長を表敬訪問【2025.11.19 宮崎大学工学部】
 https://www.miyazaki-u.ac.jp/tech/news/topics/park-min-kee.html

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