宮崎大学
ニュースリリース

日本入国後の待機期間中の留学生をサポート

2021年01月08日 掲載

 新型コロナウイルス感染症による世界的な移動の制限が行われている中、2020年10月1日からレジデンストラックにおける留学生の入国が可能になったことを受け、本学でも留学予定の学生達の受入手続が再開された。
入国再開を待ち望んでいた留学生達は11月末から12月初旬にかけて、タイ、インドネシア、ミャンマーなど5カ国から合計13名が来日し、入国後は国の指針に則り、成田空港周辺のホテルで14日間の待機を行った。
宮崎大学では、この待機期間中に留学生が孤独や不安を感じることがないよう心理面でのサポートを行うための方策の1つとして、留学生全員に「MIYADAI HINATA BOX」の発送を行った。

 これまでは、入国した留学生達はすぐに宮崎へ来て、新しい学生生活が始まっていた。しかし現在は、14日もの間をホテルの一室で過ごさなければならない。この贈り物はその期間を少しでも楽しいものにできればということで考案された。

 宮崎県では「日本のひなた宮崎県」というコンセプトを掲げ、宮崎の魅力を発信している。留学生にもその魅力を知って宮崎を好きになって欲しいという思いとともに、コロナ禍でも、明るい太陽が作り出すひなたにいるような温もりをこの贈り物から感じてもらえればということで、この贈り物は「MIYADAI HINATA BOX」と名付けられた。

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留学生に送られた「MIYADAI HINATA BOX」
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箱の中身。チューターからの手紙も添えられている。

 箱の中にはマスクや除菌ウエットシートなどの衛生用品の他に、宮崎のガイドブック、本学の概要や留学生ハンドブックなどの冊子、さらには宮崎を感じてもらうために、特産品であるマンゴーや日向夏を使ったお菓子やジュースなどの宮崎の地元企業が生産している製品を中心に詰め込まれた。この食品類については全て、MIYADAI HINATA BOXの趣旨に賛同した宮崎大学生活協同組合から無償で提供された。

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宮崎大学生活協同組合から無償提供された食品類

 また、本学では留学生のお世話をする日本人学生のチューターを配置しており、彼らからの心の籠もった手書きの手紙も添えられた。チューターの中には、自分でもお菓子を用意したり、妻と2人の子供を同伴してくる留学生のために、受入れる研究室の仲間と協力して家族1人1人への贈り物を準備し、一緒に送って欲しいと持ってくる心遣いを見せる学生達もいた。
ホテルで荷物を受け取った留学生からは、突然届いた贈り物に驚くとともに、手書きの手紙や宮崎のお菓子が嬉しかった、宮崎に行くのがとても楽しみになったなどの喜びや、残りの待機期間の励みになったなどの声が届いた。
 宮崎大学では今後も新型コロナウイルス感染症に関連して発生する問題等へのサポートも含め、留学生に対する支援を行っていく予定である。

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