ニュースリリース
2022年02月03日 掲載
令和4年1月11日(火)から21日(金)の11日間、国際連携センターは、香港中文大学専業進修学院の應用日語課程の2年生39名を対象にしたオンライン研修を実施しました。香港中文大学では、宮崎県香港事務所の企画による本県への教育旅行を予定していましたが、新型コロナウィルス感染症の感染拡大の影響により渡日が困難となりました。これを受けて、本センターが教育旅行に代わりオンラインによる日本語、日本文化・体験のオンライン研修をコーディネートしました。
日本語講義では、(株)国際教育情報サービス(MIES)原田真理講師を中心に、本学履修証明プログラム「宮崎大学420単位時間日本語教員養成研修」修了生を含む日本語講師5名が、日本語の語彙や表現方法の説明などを行いました。
日本事情・日本文化の講義では、都農町寄附講座による日本の地域問題や地方創生についての講義や、基礎教育科目「国際協力入門」の受講生約40名とのディスカッション、延岡フィールドから宮崎の魚と日本の魚食文化の講義・ツアー等を行いました。
また、文化体験・地域交流として、宮崎県香港事務所とJA宮崎経済連による今が旬のきんかんを使った調理実習、高千穂町と(株)訪うによる高千穂オンラインツアー、高千穂高校の生徒らによる地域紹介と交流、ツーリズム高千穂郷と宮崎県および延岡市・諸塚村の観光協会等による農泊体験紹介、綾・早川農苑による有機農業の紹介、NPOひむか感動体験ワールドによる延岡の自然とアクティビティの紹介、(株)宮崎国際教育サービスによる日南市民との交流、宮崎市街地ツアー等を行い、宮崎の自然や文化、農産物に係わる体験を共有することができました。
研修後の参加者アンケートでは、参加者の98.8%が授業内容に対して「関心を持てた」と回答しました。研修前は、渡日が中止されてオンライン研修となり、実際の旅行には及ばず期待度も薄かった香港中文大学の学生でしたが、宮崎を題材とした手触り感のある多彩な内容の研修を通して、宮崎の文化や自然の豊かさについて学び、理解を深めながら、関心を高めたことがうかがえました。
国際連携センターにとっても、講義だけでなく、交流、体験、オンラインツアーといった内容を盛り込むことで、リモートでも満足度の高い研修が行えるという経験を得ることができました。
本年度は新型コロナウィルス感染症の影響により対面での行事が中止となり、さらに留学生数の減少、海外渡航自粛による国際交流・留学の体験ができない状況にありますが、海外大学等とリモートでの教育・文化交流等の連携を重ねて、宮崎の若者の海外への関心を高めるとともに、海外からの宮崎への関心を高めることは、将来の交流の活性化につながることが期待されます。
研修の修了式の様子
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