宮崎大学
ニュースリリース

地方共通の課題に知見を共有  ~ 島根大学と包括連携協定を締結 ~

2023年09月05日 掲載

令和591日(金)、国立大学法人宮崎大学(鮫島浩学長)と国立大学法人島根大学服部泰直学長)は、両大学の共通する理念の実現と社会的使命を果たすため、双方が連携・協力した教育研究を推進し、双方の発展に寄与することを目的とした包括連携協定を締結しました。

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これは、服部学長自らが、宮崎大学が地域企業や自治体・県内大学などと連携して取り組む特色ある取り組みや教育プログラムの視察に宮崎大学に足を運び、鮫島宮崎大学長などと意見交換を始めたことがきっかけです。

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宮崎大学では、県内企業や自治体と密接に連携をして取り組む「宮崎産業人材育成教育プログラム」において、「食品」、「ICT」、「医療・福祉」、「エネルギー・ものづくり」、「国際・観光」、「公務員・教員」、「起業」の7つの分野に分けて、スマートフォンやパソコンを利用して授業を受講できる仕組みを構築しています。また、所定の単位を修得した学生には「みやざき産業人材認定証」を授与し、県内企業就職試験等におけるインセンティブを付与することで県内就職率向上を目指す取り組みを進めています。さらに、地域活性化人材育成事業(SPARC)において、県内4つの大学が連携し、大学の垣根を越えて受講できる科目を約40科目開設する予定で、参画する大学が持つ専門性と特色や強みを生かして、地域が必要とする人材の育成に力を入れています。

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島根大学では、教育学部・教職大学院が、島根県教育委員会と鳥取県教育委員会との3者からなる「山陰教師教育コンソーシアム」を組織し、県をまたいで山陰地方の教育力向上に資する特色ある取り組みを進めています。また、2018年に、島根県が申請した内閣府「地方大学・地域産業創生交付金事業」に「先端金属素材グローバル拠点の創出-Next Generation TATARA Project-」が採択され、プロジェクトの研究・教育の中核を担う共同研究所として、島根大学次世代たたら協創センターを設置。国内外の高等教育機関や企業と連携し、コンピュータ計算を駆使した合金設計など、世界トップレベルの金属材料のエキスパート人材の育成を進めています。

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締結式において、鮫島学長は、「宮崎大学と島根大学では、距離的には離れているものの、少子高齢化や若者の県外流出と行った地方都市としての共通する課題は多い。それらの課題に対する両大学の取り組みを共有し、意見交換を重ねることで、より良い教育プログラムの開発や地域との連携につなげていきたい」と抱負を語りました。

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宮崎大学が、国内の大学(宮崎県内の大学を除く)と連携協定を締結するのは今回が3例目です。今後も、様々な機関と連携しながら、地域や世界に役に立つ取り組みを推進していくこととしています。

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