宮崎大学
ニュースリリース

2年生が教育実習での学びを1年生へ伝える ~ 第3回ひなた教師セミナーを実施 ~

2023年07月19日 掲載

令和5年7月5日(水)、宮崎県内で小学校教員を目指す教育学部小中一貫教育コース小学校主免専攻「宮崎県教員希望枠」の学生が参加する「ひなた教師セミナー」の第3回が行われ、1・2年生合計28名の学生が受講しました。
今回は、宮崎県教育庁教育政策課の江藤英俊指導主事を講師に迎え、「2年生が5月末に参加した教育実習について1年生に伝える」という内容で、教育実習中に感じた教師の仕事の魅力を伝えるとともに、不安や課題にも焦点を当て、1・2年生合同のグループワークを中心に実施。2年生は教員の仕事や役割としての「魅力ややりがい」と「不安や課題」を感じた場面などを事前課題としてまとめ発表を行いました。

s-20230705_001.jpg△ 講師の江藤英俊指導主事

続いて、グループに分かれて、各グループが取り上げた「最も解決方法を探りたい不安や課題」に対して、「良い授業を作るにはどうしたらよいのか」、「子どもとの信頼関係」、「想定外のトラブルが発生した場合」、「教師の仕事量が多い!」などについて、活発な意見交換がなされました。また、このような活動を通して、理想の教師像にとらわれず、不安に感じることは当たり前であること、それをどう乗り越えていくかが大事であることを、2年生については教育実習を振り返りながら、1年生は今後の教育実習での学びの視点として、共有することができました。

△ セミナーの様子

セミナーの最後に、江藤指導主事から「大きな学びを得るには、目的意識を持って教育実習に臨むことです。一歩一歩教師に近づいていくみなさんの姿が楽しみです」と受講生に対してエールが送られました。

「ひなた教師セミナー」は、宮崎大学教育学部と宮崎県教育委員会が連携し、小中一貫教育コース小学校主免専攻「宮崎県教員希望枠」の学生を対象に令和4年度から開始された全国的にも珍しいプログラムで、今後も宮崎県教育委員会の教育政策課、義務教育課、特別支援教育課、生涯学習課、人権同和教育課など幅広い部局から協力をいただき、セミナーが行われる予定となっています。

◎受講生の感想
教育実習を振り返りながら、他の人の学びを共有し、とても良い学びとなった。1年生からもとても良い意見がたくさん出ていた。(2年生)
まだまだ不安や課題があるが、講師の先生の話にもあったように、「自分に出来るかな」という気持ちを忘れてしまったらより良い教育にはつながらなくなってしまうので、この気持ちを大切にしていきたい。(2年生)
グループ活動を通して、情報共有や話し合いの大切さを改めて実感した。教師になった時にも、意見交流や情報交換をしていかなければならないと思った。(2年生)
先輩方の教育実習の振り返りを聞いて、授業をするうえで多くの考えが組み込まれていることを改めて感じた。また、魅力として子どもたちの「分かった!」の声が聞けたことなど、成長を間近で感じる経験を聞いて、やっぱり先生という職業は素晴らしいと思った。(1年生)

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