ニュースリリース
2025年11月27日 掲載
2025年11月18日(火)、第93回宮崎大学イブニングセミナーを宮崎大学錦本町ひなたキャンパス講堂及びオンライン配信のハイブリッド形式で開催し、学生、教職員等約60名が参加しました。本セミナーは、本学の研究者が、各分野での研究内容やその研究成果等を理解し、協働した教育・研究等を実施する契機とするとともに、地域の皆様と本学の知的資源を共有し、地域社会との連携を一層深めることを目的に実施するものです。
今回は、「地域資源としての"茶"から広がる学際教育・研究-地域資源創成学部の挑戦の歩み-」と題し、「学部の成り立ちと理念」・「茶研による教育の取組」・「教育から派生した研究」・「今後の展望」・「まとめ・ディスカッション」の5つのテーマについて順番に、地域資源創成学部の茶研究会に所属する教員5名(西和盛教授、戸敷浩介教授、福島三穂子准教授、橋口正嗣准教授、永野ひかる講師)が発表しました。
地域資源創成学部の教員で構成する茶研究会では、学際的な連携を深めるきっかけとして、「茶」という地域資源に着目し活動を展開してきました。茶は経済・環境・健康・文化など多角的な視点でアプローチ可能なテーマであり、国内外をつなぐ媒体として注目されています。
茶研究会では、世代ごとの教育活動を通じて地域資源を学ぶ機会を提供。例えば、小学生向けには釜炒り茶を使った体験学習を通じて地域の歴史や文化を学ぶ場を設け、高校生向けには「茶イエンスカフェ」を開催し、講義や実験で学問と茶の関係を深く理解する試みを行っています。
また大学生に対しては茶産地の視察を実施し、生産から流通までの実態を学ぶ教育活動も行われています。このような取り組みは、教育を契機として研究や地域連携の展開にもつながり、茶を切り口にさまざまな学問分野が結び付く学際的な研究が進められています。
同研究会は、今後市民参加型の活動や外部資金の活用、地域とのさらなる連携を目指し、新しい教育の形の模索や研究の発展に取り組んでいく予定です。
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