宮崎大学
ニュースリリース

第11回宮崎大学産業動物防疫リサーチセンター国際シンポジウムを開催

2021年10月28日 掲載

 2021年10月28日(木)、宮崎大学330記念交流会館において、第11回宮崎大学産業動物防疫リサーチセンター(CADIC)国際シンポジウムが開催され、オンライン視聴も含めて100名を超える参加がありました。


s-学長挨拶.jpg                        ↑ 冒頭挨拶をする鮫島学長


 宮崎県では、2010年に発生した口蹄疫により、約7万頭の牛と約22万頭の豚が殺処分されるという未曾有の惨事に見舞われました。このような経験から、2011年11月に、日本で唯一の産業動物感染症を専門に扱う研究センターとして開設され、アジアにおける産業動物感染症の研究拠点として最先端の研究を進めるとともに、国際協力機構(JICA)や県などとも密接に連携して人材育成を行い、日本人のみならず海外からも多数の学生や研究者を受け入れてきました。

s-迫田先生講演.jpg                      ↑ 会場の様子(迫田教授講演)

 CADICでは、設立以来、年1回の国際シンポジウムを開催しており、産業動物感染症に関する最新の知見や情勢などを提供してきました。今回は、2020-21シーズンに世界中で大流行した高病原性鳥インフルエンザ、2018年の本州への侵入以降、感染拡大を続けて九州への侵入が目前に迫ってきた豚熱、そして、養豚業で最も恐れられているアフリカ豚熱をテーマにして、ソウル大学(韓国)のHan Sang Yoo教授が「韓国で発生したアフリカ豚熱」と題して講演を行ったほか、北海道大学の迫田義博教授が「日本国内における豚熱の現状と撲滅に向けた今後の課題」について、鳥取大学の伊藤教授が「2020年度の高病原性鳥インフルエンザの発生状況および疫学調査結果」について講演を行いました。また、本学からは岡林教授がCADICの事業紹介やこれまで構築してきた国際的ネットワークを生かした研究・人材育成に関する紹介を行いました。

s-ハイブリッド方式.jpg                       ↑ オンライン形式で講演を行う伊藤教授

 宮崎大学では、今後もこのようなシンポジウムの主催、研究、人材育成活動を推進し、宮崎、九州そして国内外の産業動物防疫に貢献していきます。

s-集合写真.jpg                        ↑ 関係者による集合写真

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