ニュースリリース
2025年01月15日 掲載
2025年1月10日(金)、食に着目した持続可能な社会の実現に向けた教育の一環として、難波裕扶子氏(株式会社シンク・オブ・アザーズ・代表取締役)を講師としてお迎えし、特別講義を開催しました。
これは、SDGs達成に資する取り組みを推進する宮崎大学地域資源創成学部の山崎有美研究室が主導して実施したもので、大学生のほかに地域自治体や民間企業関係者も含めて約30名の方にご参加いただきました。
持続可能な食を未来につなぐためには、複眼的な視野が必須となります。まず、難波氏から、カーボンニュートラルとはそもそもどのような考え方なのか、カーボンニュートラルを目指す世界各国と日本の状況はどうなっているのか、丁寧に説明が行われました。その後、参加者は政府、住宅関連、商社、食品メーカー、アパレル産業、電力会社、NPOなど、12の組織に分かれ、カードゲーム「2050カーボンニュートラル」を活用し、2050年までにカーボンニュートラルを達成するための戦略シミュレーション実施。食の視点を交えながら、経済成長・環境保全・食料安全保障などの、世界共通の課題に対してどのように考え、決断し、行動することができるのかを、カードゲームを通じて実践、体感しました。
講師を務めた難波氏は、カーボンニュートラル社会の実現は簡単なものではないと前置きした上で、「カーボンニュートラル達成の難しさはどこにあるのか?まずは、それぞれの立場でゲームを通じて理解してもらえたのではないか」、「カーボンニュートラルの課題を自分事として捉えることが大切」と、参加者に訴えました。
宮崎大学では、2024年に「電力購入契約による3.8メガワット太陽光発電設備」を導入して二酸化炭素排出量を大幅に削減しているほか、GX研究センターを設置するなど、2050年のカーボンニュートラル実現を目指しています。今後も、カーボンニュートラルをはじめとするGX技術開発を牽引できるよう、企業や自治体などと密接に連携しながら持続可能な社会の実現を目指していきます。
▼SDGsから見る宮崎大学 https://www.miyazaki-u.ac.jp/sdgs/
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