ニュースリリース
2024年08月08日 掲載
2024年8月6(火)・7日(水)、宮崎県教育委員会等との連携により推進している「翔け!未来の科学者育成事業」の一環として、県内の中・高校生を対象とした宮崎サイエンスキャンプ「科学どっぷり合宿」を開催し、37名(中学生22名、高校生15名)に参加いただきました。
本事業は、理科離れが懸念される教育現場において、宮崎県の理数系教育の改善・充実と将来の科学を担う人材の発掘・育成を目的に実施しており、今回の宮崎サイエンスキャンプ「科学どっぷり合宿」では、合宿による先端科学技術体験学習を通じて、中・高校生の理科への関心を高めるとともに、新たな科学技術の創造への意欲を持たせることにつながる多彩な講座が実施され、参加者は、班別に医学部・工学部・農学部で行われる12講座のうちから、それぞれ2つの講座を受講し、大学での実験などを体験していただきました。
「魚の美味しさについて学ぼう(担当:農学部長野教授)」では、宮崎県内で水揚げされたサバを解剖し、体内に蓄えられた脂質の量を計測して、「あぶらがのって美味しい」とは、どのようなことか、化学分析の視点から理解を深めていただきました。また、「半導体で環境問題に挑む(担当:工学部鈴木秀俊准教授)」では、いまやスマートフォンやパソコンを始めとするあらゆる家電製品に必要不可欠な半導体の基礎的なことから学んでもらうとともに、半導体を活用して省エネルギー技術が深化していることや再生エネルギーの利用にも繋がっていることを知っていただきました。
宮崎大学では、宮崎県教育委員会をはじめ県内高等学校とも連携しながら、県内の中学・高校教育の更なる深化に協力し、未来を切り開くたくましい人材の育成に貢献していくこととしています。
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