ニュースリリース
2024年03月04日 掲載
令和6年2月29日(木)、「令和5年度門川町・宮崎大学連携事業年次報告会」を対面で開催し、山室門川町長をはじめ約50名が参加しました。
本報告会は、同町の自然生態系調査などに連携して取り組むとともに、地域の魅力発信などを通して地域活性化に寄与することを主な目的として、平成29年6月5日に包括的連携協定を締結したことをきっかけに開始したもので、毎年の年度末に各連携事業の進捗状況や成果の報告を行っています。
まず、緒方悠輝也氏(農学工学総合研究科博士課程)から、「門川町の水辺における学生による連携活動の総括とこれからの展望」と題して、門川町の沿岸に広がる門川湾(尾末湾)の魚類の多様性の高さから出版した刊行物と開催したイベント、教育という観点から今後の目標等の報告があり、続いて、村瀬敦宣農学部准教授から、「山・川・海とつながるまち門川の魅力発信プロジェクト」と題して、乙島で釣獲される魚の多様性と他地域との比較・五十鈴川水系のエビ類の多様性と分布・モズクガニの利用に関する取材・新たに記録された重要な魚類、今後の展望の報告がありました。
さらに、坂本信介農学部教授から「カンムリウミスズメの生態・行動研究に伴うコンテンツの提供について」と題して、これまで収集したデータをカンムリウミスズメの行動や生態を知った上での選定とコンテンツ作成をし、教育用コンテンツを作成し提供する報告がありました。
宮崎大学では、今後も門川町と緊密に連携を取りながら事業を継続的に実施し、農学分野のみならず、観光・教育・防災・人材育成面などにおいても連携を深化させ、地域の魅力を若い世代に伝え、地域のリーダーの育成にも貢献していくこととしています。
今回報告した事業(プロジェクト)は以下のとおり。 【 】内は報告者氏名
▽研究者について村瀬 敦宣 https://srhumdb.miyazaki-u.ac.jp/html/100001370_ja.html坂本 信介 https://srhumdb.miyazaki-u.ac.jp/html/100001424_ja.html
・宮崎大学のひと豊かな海を次の世代に残したい ~世界にひとつだけの「門川の海の絵本」に秘めた想い~緒方 悠輝也(おがた ゆきや)さんhttps://www.miyazaki-u.ac.jp/public-relations/public/folder760/017.html
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