ニュースリリース
2024年10月17日 掲載
2024年10月13日(日)、シーガイアコンベンションホールにて開催された「宮崎医科大学・宮崎大学医学部開講50周年記念式典」は、宮崎大学医学部の歴史に新たな光を灯す感動的な一日となりました。竹本浩伸文部科学省高等教育局医学教育課長補佐、河野俊嗣宮崎県知事、清山知憲宮崎市長をはじめ多くのご来賓、海外協定校からのゲスト、多くの卒業生などが国内外から約300名集まり、過去50年の歩みを振り返りつつ、次の50年に向けた未来への決意を共有しました。
式典は50周年記念事業実行委員長である菱川善隆教授の挨拶で幕を開け、続いて世界的に活躍するヴァイオリニスト徳永二男氏のリサイタルが行われました。徳永氏の繊細でありながら力強い、荘厳なヴァイオリンの音色がホール全体に響き渡り、瞬く間に会場は静寂に包まれました。音楽の力で時が止まったかのようなその刹那。贅沢なひとときに参加者は医学部の50年の重みを改めて感じ取ったことでしょう。
演奏の合間には渡邉望教授とのトークセッションがあり、徳永氏と宮崎との深いつながりやアイザックスターン氏と宮崎国際音楽祭にまつわる裏話、宮崎医科大学との思わぬ関わりなどが楽しく語られました。世界の名器ストラディバリウスについての説明など貴重な話しもいただきました。音楽という普遍的な芸術と、宮崎の文化が交差する興味深いエピソードに、会場は笑顔と笑い声に包まれました。
また、澤口朗教授が第一回入学式や宮崎医科大学の建設工事現場など、初期の情景を映した写真を交えて開講50年の歴史を紹介しました。時代を超えて続く教育への情熱、そして現代の宮崎大学医学部へとつながるその軌跡が、一枚一枚の写真に込められており、参加者の心に強く響きました。
鮫島浩宮崎大学長の式辞では、これまで宮崎大学医学部が担ってきた役割への深い感謝と未来に向けた展望が述べられました。そして、竹本浩伸文部科学省高等教育局医学教育課長補佐、河野俊嗣宮崎県知事、清山知憲宮崎市長からも、宮崎大学医学部が果たしてきた地域医療への貢献が称えられ、温かい祝辞が送られました。
式典後に行われた祝賀会では、学生による迫力あるすずかけ太鼓の演奏が会場を活気づけました。また、菅沼龍夫元学長、池ノ上克前学長、丸山眞杉同窓会長、南嶋洋一名誉教授による懐かしいエピソードも披露され、特に宮崎医科大学時代のユニーク入試に関する逸話は会場を和ませました。宮崎大学との統合や法人化の背景にある努力と挑戦が語られ、参加者たちは大学が迎えた変革の歴史を改めて実感しました。
笑いあり、感動あり、そして未来への希望が詰まったこの記念式典は50年の歴史の重みを胸に、これからの宮崎大学医学部の飛躍を誓う感慨深い節目となりました。この日集まった全ての人々が、次の50年に向けて、新たな一歩をともに踏み出しました。
◎参考記事(宮崎大学)
▼厚労省医政局の会合で宮崎大学医学地域枠拡充の取組がクローズアップhttps://www.miyazaki-u.ac.jp/newsrelease/topics-info/post-1250.html▼宮崎大学マガジン2024年7月号(宮崎医科大学・宮崎大学医学部50年の軌跡)https://www.miyazaki-u.ac.jp/public-relations/2024vol43.pdf
▼宮崎大学医学部開講50周年記念特設サイトhttp://www.med.miyazaki-u.ac.jp/home/50thanniversary/
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