ニュースリリース
2025年03月06日 掲載
2025年3月4日(火)から5日(水)にかけて、宮崎県内の高等学校に在学する1・2年生の女子生徒を対象とした「女子高校生のためのサイエンス体験講座 in 宮崎大学」を開催し、8つのプログラムに71名が参加しました。
本講座は、本学研究者や学生との交流や実験を通じて、理系分野への進路選択支援を主な目的に、県立高校入試の実施日程に合わせて2010年度から毎年開催しています。今年度も県内各地から定員を上回る151件の申し込みが寄せられ、抽選により参加者を決定。あいにくの雨模様でしたが、多くの女子生徒が本学を訪れ、さまざまな実験・交流を体験しました。
▼各体験プログラムは以下のとおり ※( )内は担当教員
3 月4日(火)A:ウイルスを光らせてみよう!(農学部獣医学科 齊藤暁)B:五感と科学で「食」を解析!その魅力を発信するために (地域資源創成学部 山﨑有美、桑畑夏生)C:刺激で色が変化?!クロモトロピズムを学ぼう(工学部 大榮薫)
3 月5日(水)D:お酒に強い・弱いはどう決まる?アルコール代謝タンパク質の遺伝子解析(医学部 和田啓、元山祐美子)E:植物工場と水耕栽培で学ぶ"未来の農業"(農学部 霧村雅昭)F:電子回路を体験!Bluetoothスピーカーを作ろう (工学部 穂高一条、平田拓也)G:濁った水を透き通ったきれいな水にしてみよう! (工学部 鈴木祥広)H:熱帯魚から学ぶ!遺伝子のこと病気のこと(医学部 上地珠代)
地域資源創成学部のプログラムB「五感と科学で「食」を解析!その魅力を発信するために」では、日向夏や金柑から香りや色を抽出し、得られたデータをどのように活用していくかを考えるワークショップを行いました。農学部のプログラムE「植物工場と水耕栽培で学ぶ"未来の農業"」では、自分で制作した簡易分光器を使うLED抗原などの分光分析や、クロロフィルの測定によって植物の健康状態を診断する技術などを体験しました。工学部のプログラムG「濁った水を透き通ったきれいな水にしてみよう」では、水をきれいにするために実際に浄水場などで採用されている手法の原理を学びながら、濁りを除去する実験に挑戦。参加者は普段触れる機会のない器具等で真剣に取り組んでいました。
宮崎大学では、教員における女性比率が約20%にとどまっていることから、各部局においても女性教員採用の目標値を設定するなどダイバーシティの推進に取り組んでいます。また、工学部では、令和7年度入学選抜(令和6年度実施)の学校推薦型選抜において女子枠を新設するなど、理工系分野への進学を希望する女子生徒の受け入れ・人材育成にも取り組んでいます。今後も学内外関係機関と連携しながら、性別にかかわらず一人ひとりが活躍できる制度・環境づくりを推進します。
▼記者会見を実施 :中学生からの理系進路選択支援に力を入れます(2023.5.19 宮崎大学)https://www.miyazaki-u.ac.jp/newsrelease/topics-info/post-995.html
▼清花アテナDEI推進室https://www.miyazaki-u.ac.jp/kiyohana/
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