『第9弾：2023年12月号』 全国紙朝刊一面にある広告を教育学部永吉准教授が監修

2023年12月01日 掲載

 

これは、シール・ラベル用の粘着紙・粘着フィルムや特殊紙などを手がけるリンテック株式会社さんの新聞広告を宮崎大学教育学部の永吉寛行准教授が監修し、「十二人一首」という名称で、百人一首をモチーフに、持続可能な社会の実現に向けて生み出している製品や技術を紹介する新聞広告シリーズです。

百人一首の和歌風のキャッチコピーをあしらった絵札のビジュアルで、1年間にわたり月替わりで、日本経済新聞、讀賣新聞、朝日新聞、毎日新聞、産経新聞等に掲載されることになりますので、注視していただければ幸いです。

第9弾の和歌「見せばやな プラの代はりの この一枚 濡れにぞ濡れし 易く破られず」は、「見せばやな 雄島をじまのあまの 袖だにも 濡れにぞ濡れし 色は変はらず」を参考にしているそうで、より詳細は知りたい方は、以下ＵＲＬを御確認ください。
https://www.lintec.co.jp/dream/ad/

￬ 以下、永吉准教授からのメッセージ
いわゆる「百人一首の専門家」としての私に監修依頼をしていただいたと思っていますので、監修にあたっては、リンテック株式会社の製品の素晴らしい特徴が正確かつ分かりやすく表現されていることはもちろんのこと、古文（古語）としての正しさ、意味の分かりやすさ、一般読者の皆さんへの伝わり方等に配慮するとともに、百人一首に通じている方々がこの和歌風キャッチコピーを見たときに、百人一首の"元歌"がすぐに分かるようにという点に最も配慮をしました。

私自身、ＳＤＧｓという言葉や意義、社会全体で推進されている状況等は承知しています。しかし、国語教育や百人一首の研究を専門とする者として、このＳＤＧｓにどのように貢献・寄与できるかがここ数年の悩みでもありました。今回のこの監修業務に携わることによって、このような関わり方があったのかと感じることができ、とても嬉しく思っています。

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