ニュースリリース
2021年08月24日 掲載
2021年7月31日(土)、宮崎大学附属図書館にて「外国人ICT技術者人材育成プログラム(B-JET)キックオフ・シンポジウム」を開催しました。本シンポジウムは、株式会社新興出版社啓林館からの寄附講座開講に伴い、第1部を開講セレモニー、第2部をシンポジウムとして、海外とはZoomを利用し開催したものです。
本学は、2017年11月から2020年10月までのJICA事業期間(第1フェーズ)に、「宮崎-バングラデシュモデル」を展開し、バングラデシュICT人材向けの日本就職を目的としたプログラムを通じ51名が宮崎県内に就職しています。今回の2021年4月からの第2フェーズでは、寄附講座を基盤に事業の継続的な展開を図ります。
第1部の開講セレモニーでは、池ノ上宮崎大学長の言葉で開会し、講座寄附者:株式会社新興出版社啓林館から北川代表取締役専務、さらにB-JET受託事業者であるノースサウス大学からモハンマド キャスロ開発センター長による挨拶があり、引き続き田阪特別教授からB-JETプログラムの経緯と今後の展望に関する基調講演がありました。
第2部の「シンポジウム」では、地方におけるこれからの多文化共生と経済展開をテーマに様々な角度から意見交換が行われました。宮崎市長、商工会議所会頭を含む地域の行政と経済界の来賓によるスピーチの後、宮崎在住のバングラデシュ人B-JET修了生3名が登壇し、各々から就業や生活の体験談が報告されました。
続いて、「宮崎-バングラデシュモデル」に造詣の深い関係者によって、トークセッションが実施され、ICT技術者人材の需給状況について言及があり、より深い相互の理解の必要性が課題に挙げられました。また、一方では大都市とは違った宮崎ならではの温かい支援によって、良好なコミュニティーが根付きつつあることが報告されました。
同シンポジウムの開催によって、様々な立場の観点から意見交換が行われ、参加者間で情報を共有するとともに、今後の展望への期待が寄せられました。
株式会社新興出版社啓林館 北川代表取締役専務による挨拶
現在宮崎在住のB-JET修了生
座談会の様子
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