ニュースリリース
2024年02月22日 掲載
2024年2月21日(水)、「ココから照ラス! MRTの森 宮崎大学報告会」がMRT Miccエメラルドホールにて開催され、農学部フィールドセンターの西脇亜也教授の研究室に所属する毛利早希さん(農学研究科修士課程2年)と岡田優奈さん(農学部森林緑地環境科学科4年)が、絶滅危惧種に指定されているシジミチョウに関する調査報告を行いました。
この報告会は、豊かな自然を後世に残そうと、MRT宮崎放送が、関係団体と連携しながら「「ココから照ラス! MRTの森」(宮崎市加江田地区)において取り組んでいる活動の一環として実施されたもので、松方健二代表取締役社長をはじめ、約30名の関係者が集まりました。
毛利さんからは、「シバハギ(食草)が多いほど、タイワンツバメシジミが多い傾向にあった」、「(MRTの森では)様々な広葉樹を植えているほか、カラスザンショウやシバハギを残すなどの配慮があることが、タイワンツバメシジミの生息に良い影響を与えていると考えられる」などの報告がありました。また、岡田さんからは、「タイワンツバメシジミの幼虫はシバハギを食べて、ススキの茎の中で越冬していることが確認されたことから、ススキを膝上以上の適切な高さで刈ることが大切」と提言したほか、「タイワンツバメシジミが休眠していたところではアリの随伴が多く確認されたことから、幼虫期にアリに密を与える代わりに天敵から守ってもらっている可能性もある」と報告されました。
宮崎大学では、今後も地域自治体、企業、国際機関やNPO法人などと連携しながら、地域社会の環境保全に貢献できるよう取り組んでまいります。
▼SDGsから見る宮崎大学 https://www.miyazaki-u.ac.jp/sdgs/
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