宮崎大学
ニュースリリース

若手職員が学長・理事に大学変革に向けた方策を提言

2023年11月09日 掲載

令和5年11月8日(水)、宮崎大学の若手職員が本学の幹部メンバーに対して、大学の魅力向上に向けた「業務改善」や「学生目線」の取組強化に関する提言を行いました。

本報告会は、令和3年11月から体制を新たにした「学長戦略企画室(※)」(以下、戦略室)の第2期メンバー若手職員8名が中心となり、学長、理事、メンバーの所属長等へこれまでの成果発表を兼ねて開催されました。第2期戦略室メンバー(R4.11~R5.10)は宮崎大学の将来ビジョン実現のために、一年間で48回のミーティングを重ねるとともに、部局と連携した多様な取組を進めてきました。その集大成として取り組んだのが「業務改善」「学生」をテーマにしたプロジェクトでした。

「学生」をテーマにしたチームからは、日本大学ランキングなどの結果を元に、宮崎大学に入学した後の成長を感じる学生の割合は高い一方で、学生の提案が大学運営に十分にフィードバックされていないことへの指摘があり、まずは目の前の在学生の満足度を高めていくことが大切だと訴えました。また、「一部の講義では出欠確認の際に十分なデジタル化が進んでいない」という学生の意見を受け、出欠確認のスマート化に関する提言もあり、今後"学生目線での提案・改善・実行"をよりスピーディーかつ具体的に推進するための「学生・職員協働プロジェクトチーム」を立ち上げる宣言がありました。

20231109_gakutyousenryaku01.jpg
学生をテーマにしたプレゼンをする堅田さん
20231109_gakutyousenryaku02.jpg
提案への感想を述べる片岡理事



一方、「業務改善」をテーマにしたチームからは、これまで第2期メンバーが業務のDX化や効率化を行う中で見えてきた課題や仮説を振り返るとともに、全学的に実施した職員アンケートの結果から、職員が"もやもや"を共有することの重要性が説かれました。さらに、学内で一人でも多くの"もやもや"を共有し、将来的には組織文化の変化に繋げていくために「宮崎大学もやもや共有プロジェクト」(通称「もやプロ」)を立ち上げて業務改善を継続的に推進していくことが宣言されました。

理事、部課長からは「これからもワクワクしながら取り組んでほしい」、「前向きな提案でありがたい。推進する上での障壁やデメリットも考慮しながら進めると成功へ近づく、」「"もやもや"すら感じていない職員もいるので、どう気づきを与えるか」など、今後のプロジェクト継続への期待を込めて、エールやアドバイスが送られた。

最後に、鮫島学長から「教員と職員は大学経営の両輪として協働していかなければならないが、そこに学生の視点をしっかりと加え、教員、職員、学生の3つの輪が相乗した取組を進めてほしい。そのために、職員が中心となって大学を引っ張って欲しい。これからの取組も楽しみだ」との講評があり、11月から新たに第3期戦略室メンバーとなる7名の若手職員に辞令が交付されました。

宮崎大学では、県内の高等教育機関との連携を大切にしながら、大学を超えて受講可能な連携科目の設置や宮崎市街地への大学拠点開設を予定するなど、時代の潮流を捉えて将来も地域に根差し、地域に貢献できる大学であり続けることができるように常に新しいチャレンジを進めてまいります。

20231109_gakutyousenryaku03.jpg
質問をする新地理事
20231109_gakutyousenryaku04.jpg
新旧メンバーでの集合写真



\\【教職員限定】報告会の資料を公開します (情報共有・検索システム内)  //

  ①第2期の活動報告・第3期の活動予定( http://bunsho-db.of.miyazaki-u.ac.jp/ds/dsweb/Get/Document-171888

  ②学生チーム提案資料( http://bunsho-db.of.miyazaki-u.ac.jp/ds/dsweb/Get/Document-171889

  ③業務改善委員会チーム提案資料( http://bunsho-db.of.miyazaki-u.ac.jp/ds/dsweb/Get/Document-171890

  ④宮大ファクトブック ver.2( http://bunsho-db.of.miyazaki-u.ac.jp/ds/dsweb/Get/Document-171891


これからの大学には「ダイナミック・ケイパビリティ(Dynamic Capability・組織変革力)」が不可欠です。学長戦略企画室では、社会情勢をしっかりと捉え様々な改革を推進していきますので、これからの私たちの取組にご注目いただくとともに、ご共感いただける方は是非お声がけください。

学長戦略企画室長 片岡 寛章



(※)宮崎大学学長戦略企画室

学長が命ずる特別な事項に加え、本学にとって特に重要な教育研究機能の強化、社会との共創、大学の魅力向上等に係る事項等について、総合的かつ多様な視点で戦略等を企画・提案し、学長の決定及び大学経営・事業推進等のサポートを行います。また、室には将来の大学経営を担う若手メンバーを部局横断的に配置し、全学的な事象に係る課題分析・企画立案や社会との共創に向けた外部ネットワークを構築に関わる機会を設けています。メンバーの任期は原則1年とし、令和5年11月からはメンバーが交代となり、第3期メンバー7名で始動します。

期 5名(R3.11R4.10
中原智晃、山口康弘、越谷道夫、串間貴和子、中武知也

2期 8名(R4.11R.10
門松美尊、堅田慎一朗、渡辺利成、白坂尚之、谷佳奈美、武田圭由、戸越智史、根井俊輔

3期 7名(R5.11~R6.10
門松美尊、川畑菜奈葉、花園美都、渡辺利成、小野葵、森実稜太、武田圭由

Get ADOBE READER

PDFファイルをご覧いただくためには、Adobe Reader(無償)が必要です。
Adobe Readerは Adobe Readerのダウンロードページよりダウンロードできます。

文字サイズ 標準 拡大


PAGE TOP

宮崎大学
MENU CLOSECLOSE