宮崎大学
ニュースリリース

県内外の若き歌人たちがこたつで短歌を詠む ~ 「うたごたつプロジェクト」を開催 ~

2024年02月28日 掲載

2024年2月23日(祝)、224日(土)の2日間にわたって、宮崎大学まちなかキャンパス(宮崎市若草通アーケード内)にて、「うたごたつプロジェクト(令和5年度宮崎県ひなたの文化活動推進事業)」(助成:アーツカウンシルみやざき、後援:宮崎県)が開催され、宮崎県内外から短歌の歌い手や学生など約50名が参加しました。

これは、宮崎県にゆかりがある短歌界の人々の作品を集めた「みやざきぽかぽかたんか(みやざきぽかぽか通信社)」を出版した宮崎大学短歌会の部長を務める井口寿則さん(宮崎大学農学部植物生産環境科学科2年)の呼びかけで開催されたもので、第63回短歌研究新人賞を受賞した平出奔さんが特別ゲストとして駆けつけたほか、現代歌壇で最も有力な新人賞でもある「第34回歌壇賞」を受賞した久永草太さん(2022年度宮崎大学農学部獣医学科卒業)や教育学部の中村佳文教授も参加しました。

松方健二代表取締役社長
△こたつは会期中は自由に利用可能
毛利早希さん
△「外国語で詠む短歌」

初日の23日(祝)は、アーケード内にこたつを設置した非日常の空間のなかで、宮崎弁の言葉を集めて短歌を作る「歌につながることば集め」や、ベンガル語を学びながら「春」をお題に一緒に短歌を作る「外国語で詠む短歌」などで大いに盛り上がりました。

松方健二代表取締役社長
△「歌につながることば集め」
毛利早希さん
△「百人一首占い」と最年少のお客様

2日目となった24日(土)は、アーケード内にマルシェや小物販売などが行われる「街市」が同時開催され、多くの人が行き交う中で、教育学部永吉寛行准教授も参加して「百人一首占い」が行われたほか、ゲスト歌人と一緒に短歌を作る「街歩き吟行会」、歌人たちがその場で短歌を論評する「ぽかぽか公開歌会」には牧水研究の第一人者である伊藤一彦氏、街市に来た通りすがりの一般の人にも多数ご参加いただきました。

松方健二代表取締役社長
△「町歩き吟行会」の様子
毛利早希さん
△「ぽかぽか公開歌会」作品論評中

企画者である井口さんは埼玉県出身で、早稲田大学社会学部を卒業後、出版社での社会人経験を経て宮崎大学に入学した異色の経歴の持ち主。若山牧水の出身地であり、短歌が盛んな地域であることが宮崎大学を選んだ一つの理由ということで、農学を学ぶ傍ら、短歌会の他に演劇部にも所属するなど、各方面で活発に活動しています。井口さんからは「県外からの方を含め、人がたくさん来てよかった。うたごたつ短歌賞も宮崎に限らずインターネットからも募集があり、広がりがあるイベントにできた」と感想をいただき、企画の成功に満足した様子でした。

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△下段右から:久永草太さん、井口寿則さん、平出奔さん

今回のイベントを通じて応募があった作品の入賞者は、「うたごたつプロジェクト」ホームページにて3月中に掲載される予定です。

宮崎大学では、宮崎県が掲げる「日本一の短歌県」の実現に向けて貢献できるよう、学生の様々な挑戦を後押ししてまいります。

▽うたごたつプロジェクトホームページ
https://evekoto.wixsite.com/utagotatsu

▽まちなかキャンパス
https://www.miyazaki-u.ac.jp/facilities/related-facility/machinaka-campus.html

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