勝つための組織づくりとは ～ トリドールホールディングス 田中憲一執行役員が宮崎大学で講演 ～

2024年05月17日 掲載

 

令和６年５月１０日（金）、みやざき未来研究所が宮崎大学地域デザイン棟をメイン会場として開催され、オンラインを含めて６７名の方に参加いただきました。
今回は、「組織を強くする -世界をつなげる人事のお仕事-」と題して、株式会社トリドールホールディングス執行役員　兼　ＣＨＨＯ最高ハピネス・ヒューマン責任者の田中憲一氏を特別ゲストにお迎えし、「組織の定義」「勝つための組織づくり」「キャリア」などについて取り上げました。

トリドール株式会社　田中　憲一氏

講師の脇　雅昭氏

田中氏が2023年に開催されたワールドベースボールクラシック（ＷＢＣ）での日本代表チームを例に出しながら、「組織の目的達成には、組織と個人の両方の視点で考え、開発することが大切だ」と訴え、キャリアについて学生から質問されると、「学生時代は、人生の軸・土台を作る大切な時期。まず一歩踏み出してみることが大切」と、学生時代にやっておくべきことを熱く語りました。

続いて、参加者同士で「所属している組織がなぜ今の状態なのか」を共有し、「家族内で本音を言って良い状態になった」「組織のモヤモヤをテーブルに出すと組織の課題解決に近づいた」など、今回の内容に関して自分事として受け止めることができた時間となりました。

今回の学生司会　南郷　太河氏

会場の様子

最後に、毎回恒例となった、グラフィックレコーダーの小川綾氏（ワカツタ）が講義の要点をまとめたグラフィックレコードをその場で披露し、参加者から歓声が上がりました。

令和６年度第３回は「超高齢時代の地域デザイン -地域資源をフル活用した介護のあり方とは？- 」を６月１４日（金）に予定しております。詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.miyazaki-u.ac.jp/kscrs/news/2024/05/-6614.html

ミヤダイミライ塾「みやざき未来研究所」；
少子高齢化や事業承継問題など、地域が抱える課題が多様化するとともに、地域において分野を超えたノウハウの共有・連携などの重要性が高まっていることを背景に、神奈川県知事補佐官を務める宮崎県都城市出身の脇雅昭氏が講師・コーディネーターをつとめ、宮崎のさらなる活性化に向けて議論を深めていくことを目的としている。宮崎県や宮崎県工業会、宮崎県商工会議所連合会の後援を受けて実施するもので、学生のみならず一般の方も無料で受講できるようにしており、高校生から地域住民までが一緒になって宮崎の未来について考える講座となっている。令和５年度は計12回開催し、延べ学生205名、教職員145名、公共団体等職員130名、企業等職員206名、その他38名の計724名が参加した。毎回、対面形式とオンライン形式を併用するハイブリッド形式で実施しているため、自宅からでも視聴が可能となっている。受講料無料。

脇　雅昭氏；
宮崎県都城市出身。2008年に総務省に入省。
47都道府県の地方公務員と中央省庁の官僚の交流の場となる｢よんなな会｣や、1,100を超える自治体職員が加入している公務員限定のオンラインプラットフォーム『オンライン市役所』の発起人。現在は神奈川県庁に出向し、知事補佐官として勤務。宮崎大学客員教授も務める。